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2020年11月08日23:53

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日曜日のお昼はフランスパンにハムを挟んで

 午前10時半、隣町の大型スーパーに向かう。
 途中、ブックオフに立ち寄り、20分ほど滞在。文庫棚で日野啓三、島尾敏雄といった作家の名を見つけ、自分が若い時代は「純文学」が特別なジャンルではなく一般人が手にする領域にあったことをなつかしく感じた。
 単行本のコーナーで『旅を慕いて』(木内宏著)を棚から取り出す。表4にバーコードがない。奥付を見ると1994年2月刊。このかたの名を寡聞にして知らなかったが、本文をテキトーに開いてみたら、漢字とかなの配列が自分の趣味にあっていそうだったので、それだけで買うことにした。
 いやいや、こんな悠長なことをやっている場合じゃない。昼食用の焼きたてフランスパンを買いに行くのが目的だ。
 スーパーに入店したときにちらっと腕時計を見たら正午だった。
 フランスパン、ブロッコリー、オリーブオイル、生ハムの切り落とし、凧糸で縛った豚肉の塊、きんつば、芋けんぴ、サータアンダギーなどを買う。脈絡なし、深い意味なし。
 帰宅後、フランスパンにマスタードを塗ってレタスと生ハムとチーズの具を入れた簡易サンドイッチのランチ。学生時代の日曜日、アパートで食べていた昼ごはんと大差ない、今日は生ハムの切り落としだが、当時のそれは肉屋さんの冷蔵ケースの下段にあったプレスハムの切り落としだけだった。歳をとると子どもに返るとよく言われているが、食生活が漸次的に先祖返りしている感じ。高級デリカテッセンなんかではどんどん凝った「新作」が出ているようだが、私はもともとフード保守で、大阪弁で言うところの「けったいな」食べものに惹かれる度合いは小さかったけど。
 さっ、翻刻に戻ろう。
 午後3時まで2時間弱。
 で、はがきを書いた。昨日拾った銀杏をジプロックに入れ、手書きのはがきも入れ、ラズリと散歩に出た。木曜に会ったおばあさんのアパートに寄ったら、いらっしゃったので手渡しした。玄関前でラズリを数分撫でてくれたところで、散歩を再開。4時ちょっと過ぎに帰宅。

 ようやくバイデンに当確が出たようだ。
 一昨日、川崎駅行きの市バスに乗ってiPhoneでニュースをチラ見したら、グレタさんがトランプの悪あがきを揶揄するツイートをしたそうで、痛快な気分になった。

「ばかげている。ドナルドは自分の怒りをコントロールする問題に取り組むべきだ。友だちといい映画を見に行ったほうがいい。落ち着け、ドナルド」

 トランプが去年、グレタさんにほぼ同じ内容のツイッターをし、今回、彼女はそれを逆手に取ったとのこと。ヤフコメ爛ではトランプではなくグレタさんを攻撃するコメントが溢れていて、相変わらず質の悪さというか、教養のなさというか、人間としてのいびつな構え方というか、とにかく20世紀まではおおっぴらに口に出来ないような中傷が可能になってしまった時代の不甲斐なさを感じた。
 ああ、日本が沈んでいく。アメリカも沈んでいく。
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