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2020年08月27日10:51

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人生意気に感ず「ウイルスとの闘いは永遠の課題。人類は謙虚になるべきだ。コロンブスがもたらした悲劇は」

◇今月の「ふるさと塾」は29日土曜日でテーマは「感染症の歴史」である。ウイルスのしたたかさは想像を超える。この地球に生命誕生と共に現われたウイルスは40億年を越える年月を変異を重ねることで生き抜いてきた。
 このような巨大な敵に対峙していることを私たちは認識しなくてはならない。それは人類が謙虚になることを意味する。現実はといえば自国第一という偏狭なナショナリズムが蔓延している。コロナ陣営は人類の愚かさを冷笑しているに違いない。歴史を振り返ればどの世紀にも悪魔の襲来があった。比較的新しい時代を見てもハンセン病(13世紀)、ペスト(14世紀)、梅毒(16世紀)、天然痘(17世紀)、コレラ(19世紀)、スペインかぜ(19世紀)、エボラ出血熱・新型コロナウイルス(21世紀)などだ。「塾」ではこれらの中のいくつかを用意した。
 現在のコロナウイルスもこれら歴史上の大災害の中に位置づけることによってことの重大性とそれへの対応が認識できると思う。
◇また、取り上げる中にコロンブスの新大陸発見と感染症を予定している。コロンブスはこの塾で何度も取り上げてきたが、今回は新型コロナの渦中にあって感染症を意識的に問題にするつもりだ。
 教科書ではコロンブスの新大陸発見について輝かしい業績として説明されがちだが、発見された側にとっては悲劇の幕開けであった。
 カトリックの世界はキリスト教を押しつけることで精神までも踏みにじったが更に言語に絶することは感染症を持ち込んだことにより、場所によって先住民を絶滅近くまで追い込んだ。免疫力のない人々にとって新たなウイルスの凄さは圧倒的であった。また、「梅毒」も取り上げる予定の一つであるが、新大陸に存在したこの感染症はコロンブスの帰国後直ちにヨーロッパ世界に広がり、やがて日本にも伝わった。ペスト、コレラ、ハンセン病はそれぞれ猖獗(しょうけつ)を極めた。ハンセン病は癩と言われて恐れられ迷信と誤解によって多くの人が苦しめられた。私は新聞連載の「死の川を越えて」の中で、国の誤った政策が差別と偏見を助長し人権を著しく踏みにじったことを描いた。世界史の中では13世紀の十字軍の遠征によってヨーロッパにもたらされ蔓延した。現在、感染症は開発によって森を追われた動物との接触が新たな波を起こしている。これにも触れるつもりだ。多くの方の御参加を期待する。(読者に感謝)

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