仁学「先祖」

　仁学「先祖」

人間、誰しも先祖を持つ。民間では「ご先祖様」と称して敬っている。全て生きとし生けるものには先祖があり、脈々と続いている。

命の継承とは実に素晴らしい天地自然の万法である。今、自分自身が居るのも先祖のお陰。また、これからの子々孫々も自分の存在があるからこそ続く。

先祖を供養するのは宗教を超えた人間として為すべきことである。別に寺社仏閣に行かずとも、日々、先祖を敬い、手を合わせて「今の私が居ること」に感謝をする。

何も語らないご先祖様でも、自分が自分自身の心を語れば良い。人生、艱難辛苦は多々ある。

しかし、自分のご先祖様はそれを乗り越えて来たからこそ、今の自分が存在する。

中には「今の自分」が厳しく辛い立場でご先祖様を恨む人間も居る。でも、そのくらいの試練は多くのご先祖様は経験している。自分一人だけが辛いのではない。

四百年前に遡れば何万人のご先祖様が自分の上に居る。全てのご先祖様のお陰で今の自分が存在し、次の子々孫々に続く。

是非、仁徳を積み、善行を残して誇りに思うご先祖様になりたいものである。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

アメブロ「＋フォロー」宜しくお願い致します。

仁徳学問所・心学道場「恕庵」・仁学書院・和の国

https://ameblo.jp/en-jyunan/entry-12615251581.html#_=_