「全部ゆるせたらいいのに」 一木けい、新潮社。
一木作品、多分初挑戦。
なかなかヘビーな内容&ストーリー展開。読み応えはありましたし、アルコール依存症の怖さを再認識できる作品だったと思います。
今のご主人への危惧、これが実は実父との壮絶な過去からきていた、よくあるパターンとは言わないが、正直なところ、そこまで目新しくはない。
でも実話?って言いたくなるくらいリアリティーさは感じられ、映像が目に浮かびました。
ただ一方で、ここまで書いた分、実父が死んだ後の夫婦間の話とかをもう少し書いて欲しかったかな。過去が壮絶な分、今の彼女、未来の彼女があまり感じられなかったかな。
100点満点中70点。
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