「仮想真実」 小杉健治、朝日文庫。
真相はなかなか個性的というか特徴的で、印象に残りました。
ただ、リアリティーさは、正直なところかなり微妙。男の性格をあの人が熟知していたとしても、あのような形を取らせることが可能か?ましてや知り合って間もない関係だとしたら、綱渡り的な、負け覚悟で一発勝負賭けたらまさかの成功!って感じ。本人も成功してビックリしたんじゃないかな(苦笑)。
まあ、否定的な書き方をしていると捉えるでしょうが、あのような過去があって、彼女の今があるのなら、こういう考え方、行動を取ること自体は、十分あり得ると思いますので、私の中での評価は高いです。
100点満点中70点。
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