仁学「心身」
お腹が空けば何か食べたい、腐った物を食べれば吐き出す、美味しい物を食べれば満足。身体は正直である。しかし、心身一如の身体は健康になる為の本能が動く。
しかし、心は本能通りには動かない。腐った考えを持っても吐き出すこともなく、心が空虚であっても何かを学ぶこともない。
良い事があればうれしい、それは本能であろう。
心に腐った悪い考えを持っても平気であれば、心は病に罹り、自ら苦しむことになる。その腐った考えを吐き出さないのは自分自身の執着である。
心が心を苦しめ、心が病に罹る。
自分の心を健康にする意識が足りないと、心の片隅にあった執着がのさばり出て来る。この執着心は細菌と同じで繁殖力が強い。
その繁殖力を抑えるのも自分自身の心である。
食事と同じで何を食べて健康になるのかは自分の心が選択すること。ただ、知らずに腐った物を食べれば、自然治癒力を以って吐き出してくれる。
本来、心も同じで悪い腐った考えも吐き出すようになっている。
心の執着が自分自身をどれだけ苦しめることになるかを、過去の自分を省みて、日々、心の仁徳修養を以って執着に囚われないようにしよう。
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心学者 仁学者 円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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