mixiユーザー(id:11073381)

2020年04月15日16:33

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普遍性と特殊性

欧米から見ると日本は相当特殊な社会に見える。けれど欧米各国自身も相当特殊だと言わざるを得ない。彼らは侵略的な歴史の中で自分達の価値観を世界的な普遍性としてバラまいてきただけのことだと思う。そういう歴史の中で統率者を如何にコントロールするか、利益を国民全体に配分出来るように、という目的のために生まれてきたのが議会制民主主義。勿論これにも抜け穴は幾らでもあるが、誰でも発言出来る、発言しても首を絞められない、というのはシステムが機能している証しかもしれない。だが、誰も発言しないような社会に於いてはこのシステムは機能しないのではないか、、発言がなければそれは存在しないと見なされる。そういう社会では民主主義というのは単なる形骸にすぎない可能性が高い。今世界中で民主国家というシステム形態がインストールされているのは、逆にそれが一番コントロールしやすいからだろう。誰がコントロールしているのかは謎だが、、そういった観点から中国、ロシア、等は批判される。アメリカのトランプも批判される。彼らにはそれぞれの理由がある。広大な国土の国家は管理運営が非常に難しい。また宗教によって制御されている国家は、その解釈次第で自由に国民を圧迫出来る。同一人種・民族で構成される国家(今でもそういう傾向の強い国がある)は排他的になりやすい。現在の議会制民主主義が唯一無二の最高のシステムだと言い切れる人はいないはずだ。異なった取り組み方をする国があるのは悪い事ではないと思う。少なくともシステムの特殊性が人間の普遍的な欲求に適合していれば、形だけの民主制よりは良いかもしれない。
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