消費生活の変化

コロナ以降、外出禁止になった現在までに大幅に変わったことがある。それは消費生活の変化だ。

商店が閉ざされたので買物はオンラインということになる。いきおいアマゾンのような何でも扱っている巨大オンライン業が商機を掴んでいる。逆にファッション系はふるわない、というか落ち込んでいる。人と会う事がなければ、人に見せる事が無ければファッションは意味を持たないのだろう。

食べるのを減らす事は出来ないのでレストランが閉まった現在、自炊生活が復活。食料品は全く不足していない。外食産業はノックアウトで再編成確実。大きなチェーン店の倒産も出始めている。個人営業のところは再開不可能になることろも相当有るだろう。

そして一番変わったのはイベントだろう。美術館、博物館、フェア、見本市、蚤の市、コンサートなどなど総てのイベントは規模に関係なく中止。人が集まる事を排除するための措置だが、残ったのはオンラインイベントだけだ。僕など、自慢にはならないが、映画も展覧会も滅多に行かないので、全く不便を感じない。イベントの９０％はノイズだと感じているので、ノイズによるストレスが無くなって気分が良いくらい。イベントというのは一種の祭り、学者的に言えばハレの場だろうから、歳を重ねると段々不要になってくるのかもしれない。

そして町が静かである。とても静かで、鳥の声が良く聞こえる。そんな中、偶然手に取ってしまった筒井康隆の「霊長類南へ」、、シチュエーションは違うが、どことなく今の状況と似ている部分が、、