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2020年03月02日14:02

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お水取り

3月2日(月曜)
肌寒く小雨の降る静かな朝です。
朝、ネットラジオからのクラシックを小さな音量で流すようになってから、すっかりテレビをつける習慣が無くなってしまいました。
近頃の朝ドラが爺さんにはつまらないっていう理由もあるんだけどね。

今朝はネットラジオをつけずに、窓から外を眺めて、静かさにひたりました。

それから今日の暦を調べ、そうか、二十四節気じゃ「雨水」だし、「草木萌動」の侯にふさわしい朝じゃのう…なんてのんびり紅茶をのみながら、いつものようにフランス堂のHPに連載されてる本井 英(もとい・えい)氏の俳句日記を読み始めました。

すると、こんなビックリするようなことが書かれてました。
《日本海に臨む若狭の小浜から、この日、真南の奈良東大寺に向かって「若水」が送り出される。「若水」は十日ほどをかけて流れ、東大寺二月堂の「若狭井」に湧き出る。それを汲みとる神事が「お水取り」という訳だ。常世の国から若狭の浜に寄せてきた「常世浪」、それが地下水道を通って人々に齎される。》

以前、東大寺の修二会にあこがれていろいろ調べたことがあるっていうのに、こんな大事なことを見落としてたんですから呆れます。それに、昨日から修二会の一連の本行の行事が始まってるのにも気がつきませんでした。
ずいぶん昔、あ、2010年の1月の末のことでした、東大寺の裏手にある「奈良倶楽部」という小さく素敵なホテルに泊まって、朝の東大寺周辺の散歩を楽しんだことがあります。
贅沢な時間でした。
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また泊まりに行きたくなりました。
しかし、お水取りの時期も忘れてたなんて…
まあったく、貧すれば鈍するとはよく言ったものでございます。
世間の大騒ぎについ心が貧しくなっていたようですなあ。

この「若水」が地下水道を通って、十日ほどをかけて流れ、東大寺二月堂の「若狭井」に湧き出るまでに、なんとか大騒ぎがおさまってくれるといいのですが。
そして何よりその「若水」が人々の心を鎮めてくれますように願うばかりです。
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