「それ以上でも、それ以下でもない」 折輝真透、早川書房。
図書館で予約して読みました。
第9回アガサ・クリスティー賞受賞作。
私は海外作品は苦手で余り読まない。だから海外が舞台ということでちょっと抵抗感あったんですが、海外が舞台にしては読みやすかったのは評価できますね。
肝心のミステリーの評価は、ミステリー?確かにミステリーなんだけど、戦争、思想、生き方、そういう色んなテーマがありすぎて、ミステリーという感じが最後までしなかった。
一人ではいかんともしがたい、戦争という大きな出来事に、この話の真相が霞んでしまった気がしちゃいました。
アガサ・クリスティーは海外作品苦手な私にとって、数少ない読みやすい作家さんなんですが、正直クリスティー賞って感じもしなかったな〜。
100点満点中68点。
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