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2020年01月22日12:01

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★お尻が君のことを記憶している。(メルマガくん:01/22号)

 知人宅の家の中にある、木の階段を使って二階に上がろうとして、不意に思い出します。下から階段を見上げていて、「ああ、そうだった」と思い出すのです。私が随分と小さかったころのことです。
 大阪市内の親戚の家に遊びに行くと、家の中に階段があります。いま目の前にある階段と似たような、普通の、木で出来た階段です。
 小さい私は、階段を上るとき、両足だけでなく両手も使います。腕立て伏せをするときの姿勢のような体勢です。というか、はしごをよじ上る感じで、それよりは前傾姿勢です。
 問題は、上るときではなく、階段を下りるときです。どんな体勢をとるのか。
 まず、階段の踏み面(づら)に、ぺたんと座ります。一番上の踏み面にお尻を載せて、両足は、次の踏み面の上に載せた状態です。そこから、お尻はそのままで、両足だけをさらに一段下の踏み面に移動します。すっと、下ろします。次にお尻を、さっきまで両足があった踏み面に下ろすのです。どん、と下ろします。両足だけでなく、お尻も使いながら一段ずつ下りていくのです。すっ、どん。すっ、どん。です。両手はどうしていたのか。おそらく、お尻の両脇にあって、支える役目だったのでしょう。
 これは、いったい、何歳くらいの記憶なのかしらん。たぶん、幼稚園に通うよりも前の記憶でしょう。
 いまでも、親戚の家の階段の感触を、思い出すことができます。踏み面の木の感触を、お尻が覚えているのです。偉い、お尻だ。
 って、錯覚かもね。
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