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2019年12月28日11:01

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★呼び名の分からない声も追いかける。(メルマガくん:12/28号)

 鳥の鳴き声は好きですが、私の場合、鳴き声と鳥の名前とが一致しません。名前は知らないけれど、鳥たちが鳴く声がすると、声のする方向に視線が勝手に動いていくのです。
 鳥たちの声を追いかけていくうちに、どんどん視線が上がっていきます。冬の空に、視線が吸い込まれていきます。鳥たちの姿が既にそこにはなくても、顔は天を仰いでいる。晴れていても、曇っていても、雨でも雪でも、顔が上を向いて、目と耳とで鳥の鳴き声を追いかけ続けているのです。私は子供ではないので、両手を広げてとまではいきませんが、心は開いています。
 名前が分からないから、声を追いかけるのかもしれません。名札をつけないほうが、よいときもあります。名札をつけるのは、私の役目ではありません。どなたかが、どこかでしてくださっています。(ありがたいことです。)
 目の前の電線に止まっている小鳥はスズメに見えるけれど、スズメって、こんなふうに電線に止まって、こんなふうな鳴き声で、改めて観察してみると、見慣れたスズメが名も知らぬ見知らぬ鳥に見えてきます。
 って見つめ続けたら、チュンと鳴いて、飛んでったよ。
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