心学「陰陽」

心学「陰陽」

天地自然の万法は「陰陽」の動きが基本である。一年の昼夜、太陽や月の動き、天候ばかりではなく、人生の成功失敗、幸不幸なども陰陽に従っている。しかし、それを自分で把握することは難しい。あまりにも大きく捉え難いからである。

また、陰陽は太極や円相と同じ、円相の上下も同じ、太極の上下も同じ、全ては半々になっている。人生劇場に登場する善役悪役も半々。何事も半々であることが分かれば、人生を偏って観ることはない。

人生や人間を偏って観る、これを偏見と云う。自分を含め、多くの人間、それぞれの人生における幸不幸、成功失敗は半々、他人を羨ましく思うのも良いが、その人も半々、自分を恨むのも良いが、それも半々。

気がつかないけど人生の多くは半々であること。喜び、悲しみ、楽しみ、怒りも半々。決して偏見のない考え方、人間関係も偏見のない人生を過ごしたい。

頂点にしがみつかない、どん底にくじけない、常に天地自然の万法は循環している。それに留まらない修養を積む、一箇所に執着すると陰陽の動きに逆らうことになり、自分自身が苦しむことになる。

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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」

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