mixiユーザー(id:18419990)

2019年11月12日14:13

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いみじうきたなきものなめくぢ

と清少納言は枕草子に書いた。由緒ある嫌われっぷりだ。三輪一雄氏の絵本には、カタツムリの愛称は「でんでん虫」を筆頭に数十あるのに(羅列してあったが面倒くさいから読まなかった)、ナメクジはナメクジのみ、とある。
 だが蛞蝓はナメクジだけではない。ナメクジはナメクジだが他のナメクジや総称としてのナメクジと紛らわしいのでフタスジナメクジという通称があり在来種だ。もうひとつメジャーな蛞蝓は外来種のチャコウラナメクジ、進駐軍物資に紛れ込んで侵入したらしい。

 昨日と今日はトレーの下に1匹だけ居た。昨日は居ないと思いきやトレーの方にへばり付いていた。今日は普通に下にいた。
 2匹居たのに。イベント事は私がマクロレンズを入手した後にしていただきたい。

 さて、こいつはどちらだろう?チャコウラナメクジだった。ちょっと、がっかり。
 少し面白いのは、このチャコウラナメクジの方がフタスジナメクジより乾燥に強く勢力拡大中。前者は名前の通り殻の名残が体内に甲羅として残っている。後者のフタスジは完全に殻を捨て去ったより進化した種だ。進化すれば良いわけではない。

 しかし私が知りたいのはそれではない。ナメクジの生態を詳しく知りたい。活動範囲はどのくらいなのか?等。それを1から調べるには731部隊なみの実験をせねばならぬだろうが残酷さはさておいても面倒くさい。だが希硫酸をナメクジにかけて彼等に学習能力があることを証明した実験があるのだから、私がやらなくとも、そんな実験とうの昔に実施されているだろう。
 シーボルトが日本にのめりこんだ動機は当時の日本に謎が多かったからだという。私も同じくナメクジに謎が多いと聞いてしまったからだ。だが私にとっての謎は既に謎ではあるまい。私の謎が解決し、学術的な謎が私の手に負えないと判ったら早々に手を引くものと思われる。

 カタツムリとナメクジの中間の種も多い。他のホモ属を滅ぼしたのがサピエンスなら我々は原罪を背負っているのだろうか?
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