心学「箸」
食事をする時に使う「箸」。この箸は二本であるが、もっとたくさんご馳走を食べたいからと言って、箸を四本も五本も持って食べることはできない。
片手に二本で十分なのに、食欲が旺盛で箸を四本持ち、たくさん食べようと思っても、反対に箸が多過ぎて、手はその箸を器用に使い熟すことができない。
人間の欲望も最低限持てばそれで十分である。それ以上の欲望は逆効果を招くので、持たない方が良い。
しかし、人間は心に湧いて来た多くの欲望を手にして、少しでも欲望を満たしたいと思う。
余計な欲望は自分を疲れさせ、却ってその欲望を適うことができなくなる。何事も適量と云うものがあり、それに見合った量や本数で良い。箸は二本で十分食べられる。
欲望も生きる為に必要な善欲だけで十分、それ以上は余計な欲望になるのでできるだけ避けること。欲望はそれを適える為に時間と労力が必要。
余計な欲望はより自分の時間と労力を使うだけで、ほとんど利点や効果はない。
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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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