防水液を買った。税抜き3300円もした。僅か5900円のテントをグレードアップする為に。だが私はこの安っすいテントがとても気に入ったのだ。バンドックBDK-17、ツーリングテント。
設計が素晴らしい!入口が長辺の両側にあり、両方開ければ風が吹き抜けて涼しい。点対称の構造で設営時に迷わない。長辺側の入口は両方に前室があるので雨天時にフライシートとテント本体が密着してしまい浸水することがないetc.
日本の会社であるから設計者は日本人なのだろうか?設計者の名前を公表して欲しい、賞賛する為に。
ただし生産は中国だ。これは公表されているから問題ない。私はちゃんと心構えが出来ていた。そう欠点も多いのだ。
まず付属のペグが使い物にならない。先が尖っていないのだ。私はサンダーで削って尖がらせたが、それでもあまり使い道がない。たくさんあったが数本を残して捨てよう。
最大の欠点はグラスファイバーのポール。すぐにアルミのポールに替えた。そう言うと重量の問題だと思う人が多いようだが、そうではない。グラスファイバーのポールは接続部がスチールになっており段差がある。それが設営・撤収時に引っかかる。テスト時でも結構なストレスだった。これが荒天時や行動後の疲れた状況だったら気が狂うに違いない。段差がないアルミポールに換えて格段に快適になった。
張り綱が滑り易い素材で、張り綱として機能しない。これも登山用品店のちゃんとした物に交換。但し、これが機能したらテント本体が保つのか?という疑念はある。
そして件の防水液を購入した理由たるグランドシート。浸水が確認された。グランドシートの素材はしっかりした物なので防水液で改善できると思う。
私はこういう作業が好きなんだなあと、つくづく思う。
カメラでも高価なハッセルブラッドとかに対抗すべく、比較的安価な組み立て暗箱でレンズとフィルムさえ良い物を使えば良いだろうと画策していた時期があった。尤も今ワークショップの先生にそういう問題じゃない事を痛いほど教えられている訳だが。
バイクも同じ。安っすいジェベル200で高価なリッターバイクをぶち抜くのが快感だ。尤も本当に上手いライダーには敵わないが。
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