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2019年10月14日20:27

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栗拾いの日曜

気温が25℃まで上がって(既に13℃くらいまで下がってました)好天の週末、家内のエンジンがかかって栗拾いに行く事に。ファルツ山地はドイツでは珍しく栗林が沢山あります。聞いた話だと西欧域で一番大きな栗が自生する生態系なんだとか。フランスなどの栗林は大抵プランタージュ。
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電車じゃなくてディーゼルカーで1時間。既に山の中、Rinnthalという駅で降りて出発。本日は20キロのんびり走って途中で栗拾いするという予定。アップダウンもありそうなので十分だろう。
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Queichという小川の谷に沿って走る。良い路!この2週間雨がちだったので至る所に大きなキノコが、、食べられそうにもみえるけれど、全く無知なのでキノコには一切触れないようにしてます。
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谷は狭いんだが、ちょっと開けた湿地にウシが飼われてる。近づいて見ると水牛だった。チーズとか作ってるんですかね、、水牛を飼う農家はすこしづつ増えているらしい。モッツァレラとかヨーグルトとか作るらしい。

途中通過した村で古いガソリンスタンドらしき建物を発見。スタイル的にはどうみても30年代のガソリンスタンド。立地的にも間違いないと思うんだが、、ネットで検索しても出てこない。屋根は割と新しく葺き替えてあるような感じだが使われなくなって既に20年以上は経っていそう。隣接して解体屋があるので多分間違いないだろう(車商売の人は離れられないんですよね、車から)。
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いつも考えさせられるんだが、、ドイツではどこの村へ行っても教会の敷地や村の中心地に戦争で兵士として亡くなった人の碑が立っている。特に第一次大戦は酷くて村の男がほとんど戦死してしまった処も非常に多かった。だいたい「祖国のために戦って死んだ、、」とか彫られているんだが、こういうのを見ると日本の忠霊塔や靖国神社に関する議論を考えてしまう。大体これもドイツなどの先例を参考にして国家的に考えだされたものなんだろうと思うんだが、戦死した人を英霊として神格化するのは日本だけじゃないかな。いずれにせよ起きてしまった戦争に駆り出されて死ぬよりは普段から戦争を起こさないように考える方が賢いだろう。歴史を見れば明白だし、こういった碑もそのためには意味がありそうだ。
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谷を離れると早速アップダウンが。家内は早速押し歩き、、丘の上に開けた放牧地があったりする。
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栗の木は上を見る必要がない。大体森に入って探す気がないから、道端に落ちてるのを拾うだけ。予想通り、地元の人達は朝早く拾いに行くので昼過ぎから行っても沢山拾う事は出来ないようだ。それでも栗はポタポタと落ちて来るので十分。足で踏んでイガを開いて大きな栗だけ採る。今年は夏に雨が降らなかったので実が小さいと聞いていたが確かに小さめ。栽培種はもっと大きいらしいが。
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農道から一般道へ出る。車はほとんど通らないので爽快に走れる。

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こういった山地の産業といえば製材業、製紙業。素材の木材に事欠かず、川があれば水車で機械を動かせる。そういう風に発生した製紙工場が現役で残っているのは悪くない。

本日のラストスポット、Annweilerも近い。城と廃墟が山の上に連なっている。中世の歴史ではなかなか大きな意味を持った場所だ。
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麓の町アンヴァイラーは保養地としても割と有名。街中を小川が流れ古い建物が多く良い雰囲気だ。
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夕飯の時刻まで1時間近くあったので城郭の下でのんびりと散歩。頂上まで自転車でも行けるらしいが僕らはパス。上からの眺めは良いでしょうね、きっと。
(こんなかんじらしい)
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小川の脇のレストランで晩飯。栗ごはん、というわけにはいかず、僕は豚に栗ソース、家内はタルト・フランボワに栗載せ(ちょっと安易じゃないか??)。まぁ美味しかった。
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列車で見事な満月を眺めながら帰りました。走行約22km、獲得標高約400m。
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