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2019年10月11日09:56

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人生意気に感ず「ノーベル賞の快挙と教育。恥を知れは国民の声」

◇「やったー」と思わず快哉。ノーベル賞である。日本は凄いという純粋な感情が湧く。日本のノーベル賞は27人目。化学賞は8人目だ。吉野さんの笑顔がいい。リチウムイオン電池開発でノーベル賞を得たことは日本の科学技術の高さを示すもの。私は湯川秀樹が日本人として最初にノーベル賞を得た時、小学校3年生であったが強い衝撃を受けた。訳は分からなかったが社会全体が沸騰する中で日本ということを強く意識したことが記憶に刻まれている。あれは敗戦で打ちひしがれた日本人に測り知れない勇気と希望を与えた。以来、ノーベル賞の文字が躍るたびに私の胸は高鳴る。アジアでは群を抜く受賞の数。平和憲法の下で何のうしろめたさもなく喜べることが素晴らしい。
◇リチウムイオン電池は軽量かつ高出力、充電して繰り返し使える。スマートフォン、ノートパソコン、電気自動車などに広く使われている。今や全ての人の日常生活に結びついている電子機器を持ち運び可能にしたことは社会の革命である。単に利便性の点だけでなく、地球温暖化で地球の危機が叫ばれる今日、リチウム電池はクリーンエネルギーの極致である。科学の目的は社会貢献にありという理念を改めて強く思う。科学の暴走が文明の危機を招くと懸念される今日である。
◇ノーベル賞受賞の度に、日本の教育の在り方を思う。日本におけるノーベル賞受賞を支えるものは教育である。現在、教育の世界は様々な深刻な問題を抱えている。ノーベル賞受賞の衝撃を教育改革に活かすべきである。こつこつと諦めないで社会のために研究を続ける姿は道徳教育の教材である。理科離れが叫ばれている。子どもの心に夢を追う心が失われている。吉野さんは「好奇心」の大切さを訴えている。吉野さんの関わりが深い大学の学生たちの笑顔が輝いている。「頑張らなければ」と語っていた。元気のない社会、沈みゆく日本にとって今回のノーベル賞は大きな光明である。
◇国会で関西電力幹部の不祥事が追及されている。原発は必要性と共に負の側面が叫ばれている。私は原発に反対であるが、救いを感じるのは研究者たちの真摯な姿である。この人たちは関西電力の不祥事に強い怒りを抱いているに違いない。スーツの仕立て代とか小判とか極めて低次元の問題と結びついていることにあきれる。関西電力を追及するデモのプラカードにある「恥を知れ」は多くの国民の声である。(読者に感謝)

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