mixiユーザー(id:15260705)

2019年10月07日18:51

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今日見た2本

『ジョーカー』・・・うーん、辛気くさくて陰気くさくて、私はダメでした。スコセッシ×デ・ニーロの傑作の1本『キング・オブ・コメディ』を超えたような気もしたんですけど、よく考えると全く超える必要性がないといいますか、別に全然超えなくてもいいんですけど・・・なんて思いました(妄想です)。■『蜜蜂と遠雷』・・・2年くらい前でしょうか、恩田陸の原作を読んで惚れたあとに、これは『響け!ユーフォニアム』という高校の吹奏楽部を舞台にした青春音楽ドラマを見事に作品化していた京都アニメーションにぜひテレビアニメ化してほしいと思ったことがあったんですけど、それには主要登場人物たちのキャラクター性が非常に立っているので、その点でもアニメがいいんじゃないかというのもありました。本作を見まして、あの長篇を、まず物語の破綻もなく、しかも抑制を利かせながら上品な印象で描ききっていて、なかなか上手かったと思いました。ただ、ラストは原作通りなんですけど、あれは濃密な心理描写で葛藤する主要人物たちにじっくり付き合ってきたからこその、客観的なランキング発表がまた深々と余韻を深めてくれるのであって、この映画版ですと、あの締めくくりは少々物足りなさを覚えました。また、俳優たちの華麗かつ激烈なピアノ演奏シーンもですね、俳優たちのその指さばきというかアクションに感心してしまうという、作品の本質から外れた感慨をどうしても抱かせてしまうのも、やはり何か違うと思ってしまいました。あ!あとですね、なんでわざわざ映画館のスクリーンでブルゾンちえみのアップを何回も何回も見なくてはいけないのかとも思いました。
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