第168回芥川賞を獲った井戸川射子の『この世の喜びよ』を読みました。詩人でもある著者の独特の言葉遣いというか文章記述が、儚くも清涼感があって心地良く、物語としては特に何がある訳でも起こる訳でもなかったと思うんですけど、何気ない感覚を記述するこ
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本日見てきました。寂しい気配が全篇を支配してるというか、物語にカタルシスもなく、ただ日常動作の反復が、低温で淡々と描かれてるというか、何ら特別ではないこの世界の片隅を切り取って、そっと見せられたような、独特の質感を持った作品だと思いました。
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