「みっちゃんみちみち ウンコたれて〜」の歌声とともに、毎度突然の電話をよこす郷里の幼馴染みがいる。そして僕は受話器を握ったまま「紙がないから手で拭いて もったいないからなめちゃった」と仕方なく歌って返してしまうのだ。
僕は幼いころ「みっちゃん」と呼ばれていた。そのせいで、昔からこの歌で周囲から囃され続けていたのだ。
・・・そんな僕は、還暦を過ぎてなお「みっちゃんみちみち ウンコたれて〜」のお相手をしなければならい。でも、それでいいと思っている。この歌のおかげで、お互い幼かったあのころに一瞬にして戻れるのだから。
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