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2019年09月15日23:20

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映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」☆☆

2019年9月15日(劇場鑑賞)

面白かった、ブラット・ピットのカッコよさやマーゴット・ロビーの可愛さに完全にメロメロでした。
映画宣伝の妙というか、結論から逆算すると実在の事件をモチーフにしたと強調することはとても大事だったと考えます。

物語は、ハリウッド黄金時代の終焉を予感させる60年代後半を舞台に、実在の事件(シャロン・テート殺害事件)の6カ月前から起きる事件当夜までを事件現場周辺に住む人の視点で描く。

2時間41分の長尺で知らないハリウッド女優の惨殺事件をモチーフにしていると聞いていたため、当初全然観に行くつもりなかったのですが、各方面より絶賛の声多数のため、興味本位で3連休の中日である日曜日の夜に観に行きました。

最初に若干批判的なことを書くと、やはり長かったです。
この映画、かなり特殊な作りでクライマックスまでかなり平坦な作りになっています。
その部分を「長い」と感じた訳ですが、演出的に上手いのは事前にM・ロビー演じる「シャロン・テート」が死ぬことを想像しながら観るため、M・ロビーが買い物に行っても、自分が主演する映画を観に行っても、ましてヒッピーをヒッチハイクさせても、ドキドキするようにできています。
併せて、レオナルド・ディカプリオ演じるちょっと時代遅れ感のあるスターと、B・ピット演じるスタントマンの二人が、テレビやイタリア映画へ出演をするという都落ち的な話も、二人の素晴らしい演技や存在感によりとても楽しめました。

特に、B・ピットの魅力は最初から最後まで全開で、タフで男気のある漢を演じていました。
マーガレット・クアリーの演じる、ヒッピー(プッシーキャット)をヒッチハイクしたB・ピットは、マーガレット・クアリーの魅せる立派なわき毛の誘惑や、露骨な口説き文句(車中でフェラしてあげる♪)にも負けず、一人の大人として立派な態度(貴方は10代でしょ?)を示します。
並みの男なら小娘の誘惑に負けるだろうし、仮に誘惑を断っても「こいつは童貞か?」とか「チキン野郎!」と思われ蔑まれるだけですが、元々超絶イケメンなB・ピットも年齢を重ね、渋みを増した良い顔と鍛え抜かれた筋肉の鎧という存在感により、説得力が違いました。

劇中出てくるそっくりさんもブルース・リーとスティーブ・マックイーン位しか私には分かりませんでしたし、カー・ラジオやテレビで掛かる歌やドラマもさっぱりですが、タランティーノ監督のことなのできっととても拘りのあるチョイスだと思います。

60年代ハリウッドの時代感を感じるだけでもお勧めですし、B・ピットの男らしい演技を観るだけでも一見の価値ありです。


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