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2019年09月03日04:06

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右直事故の盲点

バイクの死亡事故の原因で2番目に多い右直事故。
これについては色々言われていますが、警察等で教えてない盲点があります。

それは、運転している時に、対向車が、こちらに突っ込んでくるとは考えて運転はしていないライダー&ドライバーの心理です。
対向車が、突っ込んでくる可能性を考えると、怖くてとても運転なんかできなくなります。
その為、ライダーもドライバーも、狭い道以外では、対向車は、こちらに突っ込んでこないと思い込んで運転しています。
実際、対向車が突然こちらに突っ込んできたら、ほぼ100%大事故になります。
右直事故はこれに近いものがあります。
対向車が突然右折して突っ込んでくるのです。

市街地を走っていると次から次へと交差点がありますから、対向右折車がいる度に減速したり徐行したりするのは、なかなか困難です。
前述したようにライダーもドライバーも、基本的に対向車のことを気にせずに運転していますから、対向右折車の存在に気づくのはせいぜい50メートル手前というのが現実です。(交差点に入るまで、考えていない人のほうが多いと思います)
50メートルなんて時間にするとほんの2〜3秒です。突然の右折に気づいた時にはもう避けられないのです。

今まで本当にたくさんのライダーが右直事故で亡くなっていますが、そのほとんどは右直事故の怖さを知識の上で知っていて自分なりに気をつけていたと思います。
それでも死亡事故になってしまったのです。
それは、右直事故は気づいた時には、もう目の前に右折車が突っ込んで来ていて、もう避けられない現実があるからです。

右直事故で死なない為には、これはもう速度を落とすしか実は方法はありません。
法定速度を大幅にオーバーした速度の場合は、もう相手しだいなのです。
今まで右直事故にあってない人は、運良く相手が突然右折して来なかっただけと言えます。
突然右折してきてたら、重大事故になっていた事でしょう。
早めのペースで走っている時に対向右折車が突然右折してきたら、誰でも避ける事はできません。
速めの速度で走っている時に右直事故になるかどうかは、相手しだいなのです。
赤信号で加速して突っ込んでいくなんて論外です。

私は空いている時は法定速度の1.5倍から2倍で走っている事が多いですが、対向右折車の存在に気づいたら、すぐにアクセルを戻します。ブレーキを使って速度を落とす事も多いです。
突然の右折に対して避けられる速度は、予見していたとしても60キロぐらいまでです。
予見していなかったら、60キロでも避けられないでしょう。
人間には反応速度がありますが、空走時間の平均は約0.7秒と言われています。
反応速度は予見していないと倍になる事がわかっています。
私の場合は予見していた場合の反応時間(空走時間)は約0.25秒で、予見していなかった場合は約0.5秒でした。(免許更新か何かの講習でシュミレーターをやりました)

右直事故で死なない方法は、直線で飛ばしすぎない事が最も大事です。
法定速度を守るのが理想ですが、それは現実的に出来ない人が多いでしょう。
法定速度を超えた速度で走っている時は、右折する可能性のある車両の存在に気づいたら、すぐに速度を落とすべきです。

そして、黄信号は必ず止まる事です。
黄色になった瞬間に停止線で安全にとまれるか判断します。
この判断は完全運転で最も難しい事の一つだと思います。
急ブレーキだと後ろの車に追突される可能性があります。
止まれない時は行くべきですが、当然右折車には気をつけて直進します。
黄色になった瞬間に右折を始める車がいます。
性格の悪いのは、黄色や赤になっても直進してくる対向車がむかつくからか、わざと急発進してくるのがいます。
私はそれで、もう駄目だと思った事があります。
私は第三通行帯を走っていて、斜め前に第二通行帯を走っている4輪車がいたので、それを壁にしていたので用心していなかったのですが、
性格の悪い対向右折車は、私のバイクの存在には気づいてなかったみたいで、黄色になった瞬間に第二通行帯の車をビビらせてやろうと思ったみたいで、第二通行帯の真ん中まで急発進で右折してきました。
私は完全に進路をふさがれた形になり、もう止まれないので事故になる事を覚悟しました。
私はぎりぎりまで諦めないでブレーキをかけるという方針なので、とりえあず急ブレーキをかけて減速しました。
どう受身をとろうか考えていましたが、壁にしていた第二通行帯の車が対向右折車を左に避けたので、私が逃げるスペースが出来たので、急ブレーキを緩めて私も紙一重で左に避けて何とか衝突を免れました。
私のこの経験は、黄色になった瞬間に停止線でとまれないので、タイミング的には、そのまま直進すべきケースでしたが、こういう事をする対向右折車もいるのです。
今まで、信号の変わり目での右直事故は、何度も目撃しました。
バイクは、対向車から見えてなかったり目測を誤られている事が多いので、停止線で止まれる時は黄色の場合は必ず止まるようにしたほうが良いです。
急いでいて止まりたくない時や安全に止まれない時は、対向右折車の動きによく注意して減速しながら直進するようにしましょう。

右直事故のもう一つの盲点は、対向右折車じゃなくて進行方向に右折車がいる時です。
この場合は、こちら側進行方向の右折車で、対向右折車が見えていない事があります。
当然、対向右折車からも、こちらが見えてないです。
この場合に突然右折されたら、当然大事故になります。
こちら側に右折車がいる時は、対向右折車がいる可能性があると思って、すぐに減速するようにしましょう。
このパターンの事故は、ユーチューブの事故動画見ていても、けっこう出てきます。
特に夜は、こちら側にいる右折車が普通車であっても、対向右折車のヘッドライトも、こちらのヘッドライトも隠れてしまっていて、お互いまったく見えていない事があります。
その場合はこちら側右折車の陰から、突然対向右折車が出現する事になる可能性があります。
昼に比べて夜間は、右直事故が1.5倍になるというデーターがあります。
夜にバイクに乗っていて対向右折車がいる可能性がある時は、ハイビームにしたほうが良いかもしれません。

3つ目の盲点は、交差点の手前で車線変更すると、対向右折車が飛び出してくる確率が高くなります。
なるべく右折車のいる交差点に近づいたら、車線変更しないほうが良いです。
右折車のいる交差点の近くで車線変更してしまった場合は、すぐに減速するようにしましょう。結構な確率で出てきます。
交差点手前で車線変更すると、右左折するバイクと判断して出てくるのだと思います。

右直事故は、直進バイク、右折四輪車という事が多いですが、去年、逆パターンの死亡事故現場に遭遇しました。
バイクは右折青信号に従って交差点に進入したのですが、対向直進車が赤になっているのに猛スピードで加速してきたのです。バイクはバラバラになっていてライダーは即死でした。
ライダーはまったく悪くないのに、こういう事もあるのです。
これが4つ目の盲点です。
信号の変わりばなは、例え青でもすぐに交差点に進入するのは気をつけましょう。
右折じゃないですがタイミングよく青になった瞬間に、減速せずに交差点に進入するバイク等をみますが、これは非常に危険です。
赤信号で加速して突っ込んでくるやつがよくいます。
タイミングよく青になって止まらずに行けるタイミングでも、行きたくなる気持ちはわかりますが、必ず減速して0発進する時と同じタイミングで交差点に入るようにしましょう。


自分の命は自分で守るしかないです。
バイクの存在は見えてないので、他車から突っ込まれたりひっかけられたりする事があるので、そういう輩からいかに逃げるかが、いかに自分の存在を見せるかが、死なない為に大事です。
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