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2019年08月27日20:09

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「お気に召すまま」@東京芸術劇場プレイハウス

満島兄弟&坂口くんなど、新鮮な組合せのキャストで楽しみにしていたこの舞台わーい(嬉しい顔)創立記念日は会社が休みになるので、平日昼の回のチケットを確保して、ランチ→観劇のお一人様コースへるんるん

青年オーランド(坂口)は、ロザリンド(満島)と恋に落ちるが、公爵に目をつけられ、実の兄オリバー(満島)に命を狙われて森に逃げる。同じくロザリンドも、おじである公爵に追放されることに。オーランドを追って、従妹で公爵の娘シーリア(中嶋)と、召使のタッチストーン(温水)を伴い森に向かう。女道中では危険だからと、ロザリンドは男装して"ギャニミード"と名乗る。森で暮らすオーランドはロザリンドのことばかり想っている。そこにギャニミードが登場し、その恋の悩み相談に乗る。ついには「自分をロザリンドだと思って口説いてごらん」と言い、オーランドは、彼がロザリンドと知らずに思いのたけを告白。二人の恋愛ごっこは次第にエスカレートして……。一方、オーランドを追って森に入ってきたオリバーは、シーリアと出会ってたちまち恋に落ちる。二人は結婚することに……結婚式の日、そろそろ恋のゲームも潮時と名乗りでたロザリンドをオーランドは強く抱きしめる。召使や羊飼いらの恋のさや当てが展開した森で、4組のカップルの結婚式が盛大に執り行われる。

作 ウィリアム・シェイクスピア 

翻訳 早船歌江子

ドラマターグ 田丸一宏

演出 熊林弘高

出演 満島ひかり 坂口健太郎 満島真之介 温水洋一 萩原利久 碓井将大 テイ龍進 
Yuqi (UQiYO) 広岡由里子 久保酎吉 山路和弘 小林勝也 中村蒼 中嶋朋子

うーん。これはシェイクスピアに全く疎い私のせいなのかexclamation & questionなかなか内容を咀嚼しきれず、演出の意図を理解して面白がれた自信が正直ない。1階席全体を森の中に見立てて、演者が通路をガンガン歩き回ったり、センターブロックの前方の席を潰してそこで芝居をしたり。近くで見られる、よりライブ感があるという点はよかったのかもしれないが、2階席の人のことを考えると相当観づらいだろうと思った。

私は1階席のセンターブロック後方だったので、若干は演者が近くを通るという楽しみもあったが、セリフの聞き取りやすさや席の場所による見え方、ステージと客席での同時進行の芝居の追いづらさなど、トータルで考えるといい演出だったのか疑問。森を歩き回るシーンやここぞexclamationというところで客席を使う分にはいいと思うが、ちょっと分量が多すぎた気がする。

宣伝文句に"アーデンの森を舞台に、性差を越えて燃え上がる様々な恋模様を、いくつもの名セリフで紡ぎます。いたずら心も満載のシェイクスピアの恋愛喜劇『お気に召すまま』、ぜひご期待ください。"とあったが、"性差を越えた様々な恋愛模様"の表現方法がかなり直接的で下品。前の席に夫婦&小学生の娘と息子の4人家族がいたが、これはかなり気まずいでしょうふらふらと勝手に心配してしまった。まあ、このお芝居に小学生連れてくる親もどうかと思うけど、ここまで露骨とは想像していなかったのかも。。

お目当てのひかりちゃんはやはり華があり、人を惹き付ける魅力があってそれはそれは素敵だったハート真之介くんも安定感あって舞台もバッチリいけることを証明してくれた指でOK坂口くんは肉体美はとてつもなく素晴らしかったが、それだけ。身体を見せるシーンがある為に鍛えたんだと思うが、頑張りどころが違うでしょexclamation ×2滑舌が悪いし、声の通りも悪いのでまだまだ舞台では通用しないレベル。

中嶋さんや広岡さん、温水さんといったベテラン勢はさすがだったけど、先に書いた演出の問題もあってか、全員が名セリフを観客にしっかり届けて楽しませるまでには至っていなかったと思う。中村くんはノーマークだったが、思いがけずすごくよかったハート達(複数ハート)声が聞きやすいし、遠くからでも生き生きと芝居していることが感じられた。

偉そうにつらつらと否定的な事ばかり書いたが、もちろん私が原作を知らないという勉強不足もあると思う。また、ただ単に好みが合わなかっただけかもしれないが、期待が大きかった分、今回は少々満足度が低い観劇となってしまったもうやだ〜(悲しい顔)
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