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2019年08月24日04:38

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文在寅一派、日韓GSOMIAを破棄の盲動;日韓関係は敵対の関係に

 韓国が、まさかの日韓GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄した。22日、破棄が伝えられると、日本側は官邸も防衛省も、予想していなかったようで、まさかという意外感と驚きが広がったようだ。

◎アメリカも驚愕
 日本と韓国の対立は、ついに安全保障分野にも波及した。日本とアメリカ(日米安保条約)、アメリカと韓国(米韓相互防衛条約)との間には、それぞれ軍事同盟条約が結ばれているが、日韓間にはGSOMIAしかなかった。これが、韓国側から一方的に破棄されたことにより、日韓間は敵対関係になったも同然だ。
 予想していなかったのは、アメリカも同様で、国務省も国防総省も、韓国に対し即座に「強い懸念と失望」を表明した。同盟国に対しては異例の批判である。
 それどころかトランプ政権は、文在寅に怒り心頭だろう。
 というのは、7月下旬にボルトン補佐官やエスパー国防長官を訪韓させてGSOMIAの継続を説得し、さらに22日当日はビーガン北朝鮮担当特別代表が大統領府高官と会って念押ししていたのだ。そのビーガン特別代表が在韓中に破棄を強行したのだから、トランプ大統領にとっては面目丸つぶれである。

◎同盟の象徴
 ただ日本にとっては、北朝鮮ならず者集団のミサイル発射実験や核実験に対し、GSOMIAは実質的にはあればよいが、という程度の協定だった。実際、2016年11月に署名され、以来、29件の情報を交換しただけであった。
 なくなっても、日本独自の探知システムとアメリカからの情報で、さして困るわけでもないらしい。
 むしろ日韓間の同盟の証し、象徴として、重要だった。それだけに、韓国側からの破棄は、アメリカを刺激する意味からも、予想されなかったのだ。

◎自国の備えを犠牲にしてGSOMIAを破棄した文在寅一派
 だがGSOMIAの破棄ではっきりしたのは、文在寅一派は、日本よりも北朝鮮ならず者集団への配慮を優先した、ということだ。
 この短慮は、韓国自身の対北朝鮮防衛に支障が出る。例えばこのところ計12発も連発した短距離ミサイル発射、である(写真)。
 これは、ロシアのミサイル「イスカンデル」を模倣したものとされるが、低い、変則的軌道で飛行するため、韓国のレーダーでは捕捉が難しいとされる。分析には、アメリカ軍はもとより日本の自衛隊のイージス艦などが収集する情報が欠かせないという。
 韓国は、自国全体を射程に収める短距離ミサイルに対する備えを犠牲にして、GSOMIAを破棄した。

◎北朝鮮配慮、総選挙を視野に入れた決定
 GSOMIAは、北朝鮮ならず者集団も問題視していた。したがってこの破棄は、金正恩への最大のプレゼントとなる。自国の安全保障を顧みず、北朝鮮ならず者集団に媚びを売り、日本に対しては公然と敵視するサインを送る。
 これが、韓国のGSOMIA破棄の背景だ。
 むろん文在寅の視線の先には、来年の韓国の総選挙もとえられている(写真=GSOMIA破棄を歓迎する左派の蝋燭集会)。これで圧勝し、憲法を改正し、再選を可能にし(現行憲法では再選は禁止されている)、さらに北朝鮮ならず者集団へのすり寄りを強める思惑だ。

◎文在寅一派の敵対行動には報復を
 日本は、この無法に対し、一歩も引くべきではない。輸出管理の国内手続きを他国並みにしたに過ぎない先端製品の輸出規制やホワイト国除外を、安保協力にからめるのは、誰がどう考えても無法そのものだ。その点、北朝鮮ならず者集団と金正恩と変わるところはない。
 それどころかこのところ、日本産食品の放射能検査の強化・拡大など、文在寅の牽引する対日敵視行動が勢いを増している。日本は、韓国産のキムチや韓国ノリなどの食品の安全検査を強化して対抗すべきだ。
 いずれにしろGSOMIAの破棄で、日韓関係は、公然とした敵対という新しいステージに立った。それを選んだのは、文在寅である。

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