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2019年08月25日05:07

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深刻化する地球温暖化、今年6月、7月の地球は2カ月連続で観測開始以来の最高気温を更新

 トランプ大統領ら懐疑派がどう言おうと、地球温暖化はもう隠しようもない。

◎約140年前の観測開始以来、世界の最高温度を更新
 NOAA(アメリカ海洋大気局)の8月15日の発表によると、世界の7月の平均気温は20世紀平均を0.95℃も上回り、過去最高だった。
 実はその前の6月も、世界の平均気温は過去最高、だった。つまり2カ月連続で、有史以来、最高の気温となったわけだ。1880年の観測開始以来、気温は上昇し続け、20世紀初頭より、100年間では1.2℃前後も高くなっている。

◎溶けるグリーンランド氷床
 世界各地で、高温化で様々な現象が起こっている。シベリアなど北極圏では、高温で大規模な山火事が100件以上も起こった。夏に永久凍土の表面が溶け、湿地になる北極圏では、従来は山火事は起こりにくかったが、それを越えた。
 グリーンランドでは、広大な氷床の一部が溶けている(写真)。グリーンランド全体の80%を覆う氷床の面積は、171万平方キロもあるが、ここから6〜7月に溶けた氷の量は、2400億トンにも達したという。それだけ海水面は、上昇している。
 北極海の海氷面積も縮小し、この7月にはほとんど無くなるほど、過去最小となった(写真=北極海の溶けた海氷面を走る犬ぞり)。おかげで今や北極海航路が新たな物流ルートになっている。スターリニスト中国が、ここに進出を積極化している。

◎パリの7月は燃えるような高温
 ふだんは夏も凌ぎやすいヨーロッパも猛暑に襲われ、パリでは7月25日、42.6℃をつけた。夏のパリの平均気温は、25〜26℃程度だから、いかに猛暑であっかかが分かる。ちなみに冬が涼しいヨーロッパでは、冷房はほとんど普及していない。
 バカンスに行けないパリっ子には、今夏はこたえただろう。

◎今や氷河期の再来を待つしかない?
 ところでこのような長期的な地球規模の温暖化に対し、一部の科学者は、化石燃料の消費しすぎで温暖化効果ガスが排出・蓄積され、それが全地球の温暖化を引き起こしていることに懐疑的だ。彼らは、20世紀の平均気温を常に上回り出したこの半世紀の高温化は、14世紀半ばから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間である小氷期の回復過程が続いているだけだとしているが、それにしても急激に過ぎる。
 今や気温グラフは、鎌首を持ち上げたように急上昇しているのだ。
 これは、太平洋のサンゴ礁国家や途上国の海面すれすれの都市で、水害の深刻化をもたらろしている。つい最近、インドネシアのジャカルタが首都を現ジャワ島からカリマンタン島に移すことを決めたが、理由は深刻な交通渋滞の他、海抜0メートル地帯の下町地区がたびたび水害に見舞われていることが大きい。
 いささか冗談めくが、今や氷河時代の再来が待たれるほどの状況、と言える。少なくとも温暖化効果ガスの排出が抑えられないのであれば……。

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201908250000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「ハイパーインフレに見舞われた1923年ドイツとジンバブエに学ばない愚者の支配するベネズエラ」

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