アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイの映画監督)の作品。
舞台でやってるけど、完全にシアターカテゴリーじゃなくて現代美術範疇、つまりはファインアートでしょう?
映像と光のインスタレーション。
90分は長いけど、光の演出は凄かった(逆に言えば、そこしか観るべき部分はないが)。
鑑賞中、この舞台の価値は3500円くらいだなと思ったが、前売り4000円だからまあ許せる範囲か。
でも観ていて楽しかったのは確か。
その記憶に残る光のインスタレーションはとても強力なビデオプロジェクターで発光させているとのことだから、なんか面白い。
きっと完成までにはいろいろ試したんだろうなあ。
これ今見ないと、先々真似する輩がいっぱい出るぞ〜。
劣化コピー作品、絶対出てくるぞ〜。
当日で4500円分の価値はあるから、興味がある人は行っておいた方がいいと思う。
でも映像部分が冗長で長すぎるから、全体で60分くらいがよかったな。
そう、光の部分のイメージは、どこか「2001年宇宙の旅」をも思わせる感じだったかも。
見終えて数時間たった記憶を基にしてみると。
だからなんなんだ、と語れるものは一切ないんだけど、経験として意識の中に残るというところがコンテンポラリー・アート範疇だと思う所以。
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