梅雨の晴れ間

６月２５日（火曜）
昨日は朝から雨で、洗濯機を動かし始めたら”また雨なのお〜”なんて、ヨメはんがお腹をポリポリしながら起きてきました。
”うん、立派な雨で、こりゃ梅雨の絶頂期だねえ、あ、牛乳パックの注ぎ口をまたぐちゃぐちゃにするんじゃないよ、あちこちに垂らして後始末がたいへんなんだからね！”と応えて、昨日から部屋干してある洗濯物の乾き具合を確かめ、大丈夫そうなのをたたんで仕舞いました。
部屋中に洗濯物が干してあるのも、さすがに三日目となると鬱陶しくなってきます。

それが、午後遅く四時を過ぎた頃、YouTubeで見つけた辻彩奈ちゃんのバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ１番を聴き始めたら部屋が明るくなって窓から陽が差し込んできたではないですか！
少しでも陽に当てようと洗濯物を抱えてベランダに出ました。



しかし、また急に曇ってきて、今度は雨が降ってきました。
あわてて取り込んでやれやれと冷めた珈琲をすすったら、また晴れてきたのには唖然、呆然であります
もう、おちょくっとんのか
いや、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ１番にふさわしいお天気ではある、うん。さ、またベランダに行こう

洗濯物を入れたり出したりで忙しかった昨夕と違って今朝は見事に晴れてくれました
そこらじゅうの窓を開けて風を通し、安心して布団が干せましたから気持ちがいいことこの上なしであります

そういや、夏至の初候が「乃東枯（なつかれくさかるる）」ってよくわからない七十二候
なんで調べてみたらー
『乃東とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名でもあります。』
ですって。
へえ〜、冬至に芽を出し夏至に枯れる、かあ。
あれえ、こないだ薬用植物園で見たかもしんないぞ。
さっそくHPを確かめてみたらありました！



山野の日当たりの良い場所に生育する多年草です。
名前の由来は、魚のウツボではなく、靫（うつぼ）という矢を入れる道具に花序の様子が似ていることによると言われます。

【生薬名】カゴソウ（夏枯草）
【薬用部分】花穂（かすい）
【用途】民間療法として利尿、消炎作用による腫れ物、浮腫に使う
【成分】トリテルペン配糖体（プルネリン）など
【原産地】日本、朝鮮半島、台湾、中国および東アジア温帯
【植物のある場所】民間薬原料植物区
【撮影日】2019/06/04
ううむ、６月4日の写真てことだから微妙だけど、たぶん見てるんでしょうねえ、しかし、我ながら観察力と記憶力のお粗末さに…

緑もえ、ものみな生い茂れる季節といえど、そっと葉を落とす夏落葉・常磐木落葉だってありますから、命というものの奥深さに改めて気づかされました。

次は「菖蒲華 (あやめはなさく)」だからわかりやすくていいね、って佐原でもアヤメとショウブの区別がつかなかったし、漢字が一緒でそれに杜若なんてのも加わるからすぐに見分け方を忘れるぼけナス隠居の小生には、もう全然わかり易くないのであります。

近所の東村山の北山公園に菖蒲が沢山咲いて、毎年「東村山菖蒲まつり」が開催されるから遊びに行ってきましょうかねえ
と、と、と。
16日の日曜日で終わってらあ
せめて昔、2014年に撮った写真でも…








相方が忙しく働いてると、つい季節の行事に遅れがちになってしまいますなあ、いや、一人ではそういう行事を楽しめないのがいけないんでしょうけどね。
これから、ほうずき市や夏越の祓の茅の輪くぐりなんかもあるから、がんばってみようかねえ
こないだ近所の八丈島料理の「ながしま磯とり料理」ってお店で精の付くもん食べた手前もあるしさ。

明日葉の天ぷらだよ。

これは見ての通りおいしい焼き鳥でありました。

この八丈島の「島寿司」（5月・6月の週末限定であっという間に売り切れてしまうとか）を予約してから行きました。カラシ醤油で漬けにしてあるトビウオ、カツオに岩ノリの握りです。
感涙の味でした。
満席の店内の厨房を一人で取り仕切るご主人は80歳がらみだし、女将さんとオネエサン方二人も70歳半ばとお見受けしましたから、料理にもまして驚いた次第です。
平成が終わるのに歩調を合わせて閉店する店が多かったから、よくぞまあお元気でいてくださったと、多少のオネエサンのミスなんて、ほんわかしたフォローとあわせて楽しんでしまいました。
ほおんと、70歳でああだこうだと愚痴こぼしてんじゃねえよですね

おお、洗濯物の乾きが早い！
雑巾と敷物マット類も洗ってやろうじゃないの！！
そういや、5月25日から6月24日までの電気代が昨年より一日あたり２５％減少してるって請求書がきてたから、去年に比べたら今年はよっぽどしのぎやすいお天気なんだね。

天は我に味方せり。撃てし止まん、今こそ頑張らめ
なんてのは、年寄りの冷や水とも申しますから、何ごとも穏やかにたゆみなくひっそりとがよろしいようで