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2019年06月16日22:46

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ポタリストの記録・【梅雨の中休みのポタリング】

 今年の梅雨の天気は読みにくい。数日後天気予報が急変していることがよくある。前日は豪雨で、出発した日は台風一過のような陽気。

 やや遅めだが、東村山市の北山公園にある菖蒲を見に自転車で行くことにした。30℃をひょっとすると越えるかもしれないので、早めに出る積りだ。去年はやや迷ったものだったが、あれから所沢、川越にも行き、東村山は通り道なので土地勘も付いて来た。去年は8時半ごろ出発したのを覚えている。今年は道に慣れたところで9時15分前だ。時盤は乙奇得使だった。

★旅行、出張、デート、お見合い、試験などの方位の診断、随時承ります。お気軽にどうぞ。★

 出発する前に最低限度の点検。バナナグリップが上内側に向いているかどうか。問題無し。次にブレーキ。経年劣化の鳴きは多少あるが、片効きにはなっていないので問題無し。次に空気圧。フレンチバルブ車はサイドウオールを軽くつまんでほんの少し凹む程度が望ましいが、だいぶ凹んでいる。補充が必要だ。ゲージは4.0BARを示した。幾ら何でも少なすぎだ。

 空気圧・6.0BARにして出発。

 拝島駅南口から向かう。中神駅まではほぼJR青梅線と並走。中神駅を通過して最初の踏切を渡る。ここは嘗て砂川街道と呼ばれていて、平日の朝は大渋滞だった。今はそのアンダーパスの多摩大橋通りに役目を引き渡している。

 北上し、多摩大橋通りを暫し走る。スーパー手前の細く、斜に入る路地がある。不思議な道幅だが、ここは嘗て中神駅から引き込み線が出ていた跡である。その先の道の向こうには新しい建物が続々と建設されている。ここは新しく出来た「もくせいの杜」。立川基地の跡地の荒れ地を開拓して作られた街である。国際法務センターが移転して来た。何だかお堅い名だが、刑務所も移転してきている。周辺住民は最初猛反対したが、そのメリットの方がずっと大きい。移転によって道も良くなり、砂川方面への流れも良くなった。

■相変わらずコンビニは優勢だが・・・。■

 大山団地沿いの道を抜けるとセブンイレブンがあった。川越に行った際には閉店していたが、リニューアルしたようである。

 が、最近セブンは嘗て程の優位は無いなというのが感想である。先日介護の研修に行った際、中神駅前のかつざわが休業していたのでセブンでサンドイッチを買ったが、ニューデイズにすら負けているのではないかという印象。と思って製造元を見たら自社ではなく、わらべや日洋やサンデリカに作らせているようだ。その店の食べものは大体裾物を頂けば程度が分かってしまう。中華料理屋であれば回鍋肉、ピザ屋ならばマルゲリータであろうか。これならば前日にFMで耳付きのサンドイッチを捜して買えば良かったかなと思ったほどだ。

 またここへ来てドラッグストアが元気だ。売上こそコンビニ11兆円に対し、ドラッグストア6兆円だが、万屋化と駐車場完備は当たり前、更に大型化してきている。

■東大和市・中央通りは小売・飲食店の激戦地区■

 昭和記念公園北大通り(正式名称不明)を東に進むと混んで来るので、シンカイデンキの傍を曲がり、五日市街道へ。街道を暫く走る。すずかけ通りから平成新道、千手橋を渡り、西武拝島線の踏切を北上する。二段階右折で側道を走る。正直余り道は良くなく、近年3ナンバー幅のクルマが増えたのでやや走りにくいが、信号が無いのが良い。駅周辺は矢張りFMだらけである。

 芋窪街道が混んでいるので、玉川上水のロータリーを回ってまた暫く側道を走る。イトーヨーカドーの東側に出る広い道を北上し、市街地に入る。ハミングホール前の通り(正式名称不明)を北上し、中央通りに。ここを二段階右折し、東に進む。新青梅街道沿いは既にロードサイドに店舗がたくさんあり、飽和状態のようで、こちらにドラッグストアが乱立している。24時間営業のBig-Aの進出は特にコンビニにとっては手ごわい相手だろう。その他セイムスなどもある。飲食店も多い。幸楽苑がラーメン屋になっていた。
小売、飲食業にとってはかなりの激戦地区ではないだろうか。

 上中原公園傍の信号を左折し、けやき通りを北上する。新青梅街道を横断。真っ正面に坂が迫る。そこを上り切ると野菜の即売所があり、去年はここを右折したが、本日は右折せず、更に北上。

 ここで時速38.1kmをマークした。下り坂は意外と出るものだ。T字路を右折すると西武線・武蔵大和駅である。川越に行く際には左折したが、都道128号線(通りの正式名称不明)を直進する。この通りは電柱が比較的短い間隔で幾つも立っているので、後続のクルマに気を遣う。野口2丁目交差点まで前方の軽自動車についていったらいつしか時速30km以上出ていた。何度も云うようだが、道路とはスピードが怖いのではなく、流れに乗れない事が最も怖いのである。

 野口町2丁目の次の交差点を左折し、つきあたりを左折、すると正福寺が見えて来た。

■正福寺■

 去年帰りに自転車を駐輪場から取り出す際に難渋したので、このお寺に停めさせて頂こうと思っていた。お寺は参拝客、花見客共用となっていた。

 お寺についたのが9時45分。1時間弱といったところ。アベレージも平均時速22.4kmと高いものだった。これ偏にけやき通りの長い下り坂が利いているはずである。

 今年はちゃんとシルバー人材センターの方と思しき人達がいて、係の方が待機しているところに駐輪させて頂いた。安心である。

 10時開園なので、時間もあることなので寺の散策をしようと思った。去年気になっていたが、矢張り立ち寄って正解だった。北多摩地区で数少ない国宝の禅寺だった。臨済宗・建長寺派である。山門自体は地味だったが、金堂は国宝クラスに相応しい立派なものだった。金堂傍に蓮の花のある大きな鉢がいくつもある。鉢や金堂の柱などにはミツウロコ・・・。

 ミツウロコの家紋といえば北条氏・・・。と思ってよく調べてみたら開基は鎌倉幕府5代執権・北条時頼だった。

 東村山といえば志村けんの「だいじょうぶだあ」のイメージが強いが、歴史的には鎌倉往還の通り道として要衝のはずである。実際、鎌倉幕府末期に幕府軍と新田軍が所沢市(東村山市の北の隣接する街)の小手指ヶ原(今の小手指地区)で戦っている。

 まさか住宅地の近くに国宝のお寺があるとは意外だった。流石に秘仏は公開されていなかったが、年に3回ぐらいは公開されるとのことである。

 寺を後にし、公園に向かった。

■北山菖蒲園■

 正福寺から公園までは徒歩で5分と掛からない。のどかな住宅地の北側にあり、北端を西武園線が走っている。お客はかなり多く、東村山駅からハイエースを使った即席のシャトルバスも運行されており、しかもどのバスも満員である。大半が高齢者だったが。お寺に留めておいて正解だった。昨日の豪雨で駐輪場はぬかるんでいたからである。

 入口は3カ所ほどある。去年入園したのは西側の北山小学校側(橋の名は不明の人道橋)、中央の開場橋、そして東側の善行橋である。東村山駅からのお客は善行橋から入園する。

 今年は私もこちらから入園した。
 
見渡すと去年ほど数が無い。矢張り昨日の豪雨、先週の26時間も続いた雨天でピークが過ぎた感じだった。矢張り一番咲が最も美しくて華やかである。

 ここの菖蒲園の面白いところは紫、白が多いのは一緒だが、それだけではないところである。黄色や象牙色のものもある。この点他の菖蒲園には見ないユニークなところだ。今年もちゃんと黄色や象牙色の菖蒲は咲いていた。

 北側には公園沿いに西武園線が走っている。その柵に隣接して紫陽花が咲いていた。紫陽花はアナベルがメインだが、赤紫、青紫、山紫陽花も咲いていた。ただ今年はトラロープが張られていた。マナーの悪い人間が多々いたからに違いない。残念なことである。

 いつも思うのだが、紫陽花園の西端に臨時駅を作る事は出来ないのだろうか。現に水戸の偕楽園の梅まつり開催中のみ特急も停車する駅が出来る。またそもそもJR中央線の武蔵小金井駅は桜の花見にのみ臨時に開かれる駅だった。だから電車の発車ベルは「さくら」なのだ。矢張り出自が鉄道会社と不動産屋の違いが露骨に出ている気がしてならない。

 露店は賑やかだったが、東村山名物の黒焼きそばを売っているお店が一つも無かったのは残念だった。

 イカスミを使っているが、魚臭さは殆ど無く、見た目以上にさっぱりしている。市内に走ればありつける店があるのは知っていたが、混雑して来た事、気温30℃を越えようという日だったので、早く帰る積りだった。お店はどこも11時半開店だった。それゆえ露店には寄らずに帰った。

 なお、東村山市以外だと国営昭和記念公園の西のカフェテリアで頂ける。

 往復で35.7km、平均時速21.7kmのライドだった。この程度の距離だといつも朝食は摂らずに出る為、帰りはペースダウンした。

 次回(その次以降になるかもしれませんが)は知り合いから廉価で日本製のミノウラのサイクルスタンドを譲り受けたので、その使い勝手、レビュー等を上梓したいと思います。

 長いレポートを最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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