ファルツ地方はワインで有名。最近とくに品質が向上しているとか。余りワインに関心がないので余り良くは知らないけれど、、自転車ツーリングにとってはファルツは少なくとも2つの地域に分ける事が出来る。ライン川に近い部分は平野で葡萄栽培が多く、普通の自転車で楽にツーリング出来る。ワイン道より西側は500m位の山地でアップダウンが多く、マウンテンバイクが適しているらしい。今回はワイン道の南側周辺の村めぐり、のんびりと25km。山と平野に挟まれた丘陵地帯で爽快でした。
ディーゼルカーで1時間近く、Edesheimという村で降りてスタート。今日は家内のプラン。即ワインセラーが目につく。村の道両側にはワインセラー、ワインレストランが軒を並べている。16世紀から続くセラーとかがある。
セラーの白壁は日本なら醤油や酒蔵の壁みたいなものか、、
何だかイタリアっぽい建物も、、
この辺りはドイツでも温暖な地方なので糸杉とかも育つ。窓辺に置かれたローズマリーが青く可憐な花を咲かせている。イチジクとかも育つらしい。南国ですね。
一つ目の村を出ると即葡萄畑の中。
次の村Hainfeldまではすぐ。17世紀頃の古い家が多い。
どこの村も似たような感じでワインセラーとレストラン、つまりはワイン観光で成り立っている。好きなひとにとってはたまらんでしょうね。村から村へと呑み歩き、、といっても来るまで来る人が大半だからイイのかな?
この辺りは平野部と山地の境目になるので標高は低いがゆるやかなアップダウンが多い。走るのも楽しい。
オーストリアやバイエルン同様、十字架やマリア像が至る所に立っている。この辺はプロテスタントとカソリックが半々くらいらしい。
丁度今の時期の売りがアーモンドの花。なんか桜と区別しにくいんだが、、びっくりするような並木はなくて、ちょっとづつ咲いてるという感じだが、濃いピンク色の花は好みじゃぁ無いので余り感動しない。遠くに霞んで見える並木とかが雰囲気があって良い。
平野部は暖かいせいか大分霞んでいる。
そしてまた葡萄畑の中を次の村Weyherへ。
地味で小さな造り酒屋が味があって良いかも。有名なワイナリーとかは建物もシックでお金がかかっていて、それで旨くなかったら嘘でしょ、と思ってしまう。
葡萄の世話は結構大変そうだ。今は丁度一番ヒマな時期なのかもしれない。
僕は白か仄かなピンクの桜が好きです、道端にぽつんと立ってるようなのが。
この村の外れにマリアの洞窟があるというので自転車を停めて散歩に。まぁお地蔵様とかと似たようなものかもしれないが、キレイになりすぎてる気も。
葡萄畑は下草をそのままにしておくんですかね、知らなかった。
村を出てまた次の村へ、村と村の間の距離は短い。この辺ブランデンブルクの人の少なさとは大分違う。昔から(ローマ時代以前から)人が住み着いていた場所、という感じがするのは本で読んだからか、気のせいか、、気持ち良い下りもあって爽快。
次の村Rodtは村の家屋の80%が文化財保護指定を受けているとか、、確かになかなか素敵な家並みで、なんとなく馬籠あたりの雰囲気と似ているかも。
勿論ワインと観光で食ってるので人も多い。店だらけで飲み食いには不自由しない。僕らも適当なところで昼飯に。お腹が空いたのでたっぷり食べました(飲んだのは赤ワインショーレ)、炭酸は抑え気味で飲みやすい。Dornfelder、気温が20°もあったので2杯飲んでしまいました。
次の村Edenkobenはワイン村として有名だが、どこも似たようなものなのでちょっと飽きてしまったかも。村全体にコマーシャルな雰囲気が強過ぎると興醒めする。すーっとパスして、この辺に多い要塞城の廃墟を見ながら次の村へ。
St. Martinは丘の中腹にある村で雰囲気良し。ただし人も多い。今の時期としては大変暖かいのでアイス屋が大繁盛。僕らもアイスとコーヒーで休憩。
この先、ドイツの民主運動の先駆けとなったHambach城の集会で有名なハンバッハを通り、ファルツ・ワイン街道南部の終点Neustadtへ。
ノイシュタットもオールドタウンは古い建物が多くぶらぶら歩くのに好適。
ここからディーゼルカーで帰宅。25キロの軽いポタリング、結構アップダウンがあったのでゆっくり走った一日でした。
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