mixiユーザー(id:411965)

2019年03月25日22:30

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「鬱ごはん3」コミック

『鬱ごはん3』
<ストーリー>
 変わらぬ日々を送るアラサーとなった青年鬱野は今日もただ一人で食事を食べる。ある時は結婚式に出席し、ある日は北国に旅行に向かう・・・
<コメント>
 独身の男が一人で食事を食べる毎日を描くといえば『孤独のグルメ』だけれども、この作品の主人公は井の頭と全く同じことをしているのにも関わらず正反対の印象を受ける。
それはなんと言っても『孤独のグルメ』の主人公が食べ物の美味しさや満足感を主目的にしているのと比べてこの作品の主人公はとにかく自意識過剰のあまり、自分が他人にどう見えているか、を常に念頭に置かなければ食事を出来ない。
 まあ、そのあたりの個人的な葛藤が面白いわけで例えばイタリア料理店でアヒージョを食べたときにはそお味よりもお手拭のビニール袋がエアコンの風でゆれることの方が気にかかるのだ。
 この作品で語られる料理は味がよく判らない。なぜなら主人公自身も味がどうこう言うよりも自分の行為の中での料理のみを気にかけている。
 まあ、この作品に関してはそのあたりが面白いわけで。
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