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2019年03月08日01:28

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「宇宙戦艦ヤマト2202第七章新星編」映画

『宇宙戦艦ヤマト2022 第七章 新星編』
<ストーリー>
 ミルによるキーマンへのデスラーを殺すかどうかの選択の最中に現れた古代はその行為自体を否定する。引き金を引かないことを選ぶべきだと宣言する古代に心動かされるミルだったが、ズォーダーはその手を緩めなかった・・・
<コメント>
 何度も言うけれども福井晴敏はヤマトの大ファンであり、かつ一流のSF作家でもあると思う。公開当時『さらば宇宙戦艦ヤマト』のラストについてファンは困惑した。途中までは緊迫していただけにラストで宇宙で大笑する征服の権化ズォーダーとこれに特攻する古代の姿に「え、これでいいの?」と思ったものだ。
 これをリブートした『ヤマト2202』では見事に「当時観客が見たかった辻褄合わせ」(無意味な特攻ではなく苦肉の策としての単身攻撃)を見せ、なんとさらに前半で張り巡らせた伏線を回収したその先の物語を見せてくれたのである。いや、これは見事。
 ゴーレムを発動させるために彗星帝国の中心部に突撃するヤマトと、これを援護するガミラス艦隊という図式もカッコイイし、なんと『ヤマト2199』や『劇場版ヤマト/星の箱舟』の登場人物がチラと姿を見せるところもファン心をくすぐる。そして本当に見たかった古代対ズォーダーの対峙と決着。
 第25話で一応の決着をつけたかに見せておいて、とんでもない展開となる最終話。うわあ、まさかここにつなげるとは。そしてシリーズ中常に苦悩の選択を突きつけられ続けた古代が最後の最後に意外な人の意外な選択を受けるシーンには感動してしまった。
 ユーモラスなシーンもあった『ヤマト2199』に対して『ヤマト2202』は終始重く苦悩のドラマであったけれども、それだけに最終話のカタルシスはこれまで見続けた我々に対する新しい『ヤマト』の一つの解答といえる。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」
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