mixiユーザー(id:15260705)

2019年02月08日18:12

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沖縄スパイ戦史

本日シネマ尾道にて見て参りました。戦争という巨大で複雑なメカニズムの一端と言いますか負の側面を、垣間見せてもらえたと思いました(まあ、NHKのスペシャル番組でも、時折味わえるんですけどね)。大本営が対米沖縄決戦失敗後の対策としてのゲリラ戦を想定していたことは、逆に納得するというか、とことん冷酷で悪魔的なことまで想定して作戦を練り実行するのは、ことが「戦争」であってみれば当然であると思いました。ただ、軍人が民間人を虐殺するというとても信じられない事案が発生してしまってしまう。そのことを、大変貴重な、戦争当時の生き証人の方々の肉声や表情で想像的に目撃させてもらえました。このことは、規律に対して官僚的に事に当たるという役人的な性質というか体質が、元凶であったのかなと思いました。ナチスの官僚が、自動的に悪を為したのと同じメカニズムのように感じられました。そして・・・・・・確かに生き証人の方々の言葉は重たいんですけれど・・・・・・現実的には自衛隊で国防はしないといけない。結局、政府(=日本国民)の沖縄に対する誠実さが圧倒的に足りてないんですよね・・・・・・。しかし国家のメカニズムの究極形としては、国体の護持が大切で国民は切り捨てるというのは、政府としてのリアリズムはそうなんだろうと思いました・・・・・・。いろいろと考えさせられる機会を与えてもらえ、見てよかったです。
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