心学「情け」
故事に「情けは人の為ならず」がある。
情けとは「仁愛」。人の為に仁愛の心も以って接すれば、その仁愛は自分に返って来ることを云う。
自分の力量や心の質量で出来る仁愛は大いに施すべきであろう。人を思いやり、人を愛する心は自分自身の修養であり、実践道徳でもある。人が困っていれば仁愛の心を施し、自分のできる範囲内で助ける。
自分の力を越した仁愛は自分の心に負担を掛かることになり、仁愛も続かなくなる。仁は常に反対の立場を思う心でもある。自分が困った時、誰かに助けられたらうれしいはず。
人間関係の動きは常に円相で回り廻って来る。情けと云う仁愛は人の為になり、自分の為にもなる道徳の実践である。ただ、仁愛は自分の心が持っている質量で施すことだけは忘れないようにすることが肝心。
無理は禁物であり、無理強いはしないこと。また、仁愛は自慢するものではないので、陰徳の心を以って行い、相手を思いやり、修養させていただいた感謝の心も忘れないこと。
****************************
円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
アメブロ「+フォロー」宜しくお願い致します。
https://ameblo.jp/en-jyunan/entry-12432117817.html#_=_
ログインしてコメントを確認・投稿する