心学「思い出」
嫌なことは忘れたい、考えたくない。それは誰しも同じこと。嫌なこと、考えたくないことは人生で多々ある。しかし、忘れられないこともある。
忘却は天地自然の万法に従えばやがて消え去るが、消えない理由は自分自身が何度も思い出すからである。消えつつある過去の出来事を自分自身が思い出し、心に蘇らせる。
その為に忘れようとしても忘れられない。忘れられないのは自分の心が原因である。思い出しても解決にはならないが、なぜか思い出してしまう。
そして、心の底に固くなり消せなくなってしまう。思い出すたびに固まり、心の底で大きくなり、常に思い出し易いようになってしまう。
忘れたいのに思い出す。思い出すたびに忘れ難くなる。そのような矛盾を引き起こすのも自分自身の心。ならば、忘れられないことを逆に心の栄養にする。それが仁徳の修養である。
自分に悪影響を与えた人間から学ぶ修養を心掛け、そのような人間から学ぶ勇気を持つこと。
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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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