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2018年12月16日21:22

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三浦友理枝@ゲーテ座

恒例のゲーテ座でのリサイタル。
やはり年末はゲーテ座で友理枝ちゃんのリサイタルを聴かないとね。

港の見える丘公園にほど近い、100名ほどで満杯になってしまうほどの小さなホール。
奏者が自由にプログラムを組むことができるそうで、私はこのホールでのリサイタルが好きである。
とはいえ、さすがに真冬に開場を外で待つのはツライ。特に今日は極寒…。さらに雨…。
で、少し早めに開場してくれた。

01.フォーレ:舟歌 第2番 ト長調 Op.41
02.ドビュッシー:ヒースの茂る荒地(前奏曲集 第2巻より)
03.ドビュッシー:月の光の降り注ぐテラス(前奏曲集 第2巻より)
04.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(前奏曲集 第1巻より)
05.ドビュッシー:沈める寺(前奏曲集 第1巻より)
06.ショパン:夜想曲 第15番 ヘ短調 Op.55-1
07.ショパン:夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2
08.ショパン:バラード 第3番 変イ長調 Op.47
09.ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
<アンコール>
10.アーン:恍惚のとき(灰色の歌 第5曲)

フォーレの舟歌を録音してくれないかなあ、といつも思う。
全13曲、ちょうどCD1枚に収まるくらい。
もちろん夜想曲でもいい。

ドビュッシーも得意とするところ。
彼女の硬質で透明感のある音がフランス近代ものに一際合うのだ。
来年の12月からフィリア・ホールにてドビュッシー全曲演奏会が始まる。年に1回、少なくとも3回になるようだ。

そしてショパン。
5月にリリースされた6枚目のアルバム、バラードとスケルツォの全曲集は素晴らしい出来だった。特にスケルツォはこの曲集の決定盤とさえ言っても言い過ぎではないように思う。
3番のバラードの平穏な世界も良いが、2番のスケルツォのデモーニッシュな激しさが意外に彼女に合っている。中間部の憧れに満ちた美しさとの対比が見事。

アンコールは歌曲で有名なアーンの曲。
最近の彼女のお気に入りの曲なのだそうだ。
もちろん元は歌曲。それをピアノ独奏で。
彼女が聴いてもらいたいと言うだけあって美しい曲だ。

というわけで、来年の再会を約束し「良いお年を」で今年もお終い。
ちなみに、友理枝ちゃんにもご両親にも体調を心配されてたぬ〜は恐縮しきり。

帰りには雨もやんでいた。
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