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2018年12月06日22:08

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ロミオとジュリエット

宮藤官九郎演出版を見た。

ギャグはやはりくだらないのだが、テキレジ(テキスト・レジ。戯曲を演出家がカットしたり変更を加えること)が凄くよくて、今まで見たロミジュリの中では群を抜く新鮮さだった。

この台詞、初めて聞いた!原典にあったんだ!ってのが多くてもう大変。

この公演、クドカンが苦手でも、ロミジュリ観変えさせられるくらい面白いから(それも脚本の抽出の仕方が)絶対観た方がいい!

例はジュリエットに乳母が追放されたロミオのことを「あんなの雑巾」と今までの態度をころっと変えるとことか。

それでジュリエットが乳母に不信感を抱くなんて!

もう誰も信用できない感がジュリエットから出るんだよ?

パンフでも翻訳者が、クドカンが喜劇的な部分ばかりを原典から抽出してる!ってびっくりしてた。

だからなの!

ロミジュリを何回も観ている人ほど観た方がいいのは!

蜷川でもしないようなことをクドカンはしてたんだって!

こんな風に脳みそを新しく動かされる経験はシェイクスピアでは久しぶり。

ギャグはどうしようもないけど、新鮮さで☆3つかな。

役者ではジュリエット役の森川葵がフレッシュだった。

彼女が一番新鮮で、舞台全体を支えていた。

パンフでも言ってたけど、この台本の中ではジュリエットが一番好きなんだよ、多分、シェイクスピアは。
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