平日だけど、時間がある訳じゃないんだけど、書いておこうかと。
書名:「ミスター・シープ」
著者:中場利一
版元:幻冬舎(文庫)
「ボクは合併で大きくなったメガバンクに勤めている。
もともとは合併した方ではなく、された方。
やっと環境に慣れた頃にまた呑み込まれる側で合併。。。
これからどうなるのかなんてわからないけれど、ボクは自分なりに全力を尽くす。
だって僕はサラリーマンだから。。。」
ってな感じ。
最近は、お仕事小説的なやつをテーマに読むことが多い。
なんていうか、自分の職場、自分のやってることに意味を見出したいんだよな。。。
この本に出てくる登場人物は、みんな現実にいそうな人が多い。
生々しいっていうか、人間らしいっていうか。
みんなそれぞれ自分の中に、いい人間と、わるい人間が同居してるんだろうな。
100%いい人なんていなければ、100%悪人もいないのかも知れない。
みんな、時にはズルく、時には賢く、時には優しく、時には厳しく、いろんな一面を持ち合わせて
いるんだろうな。
現実世界だって、同じ、みんなそれぞれいろんなものを抱えて、自分の中でいろんな折り合い
付けてやってるんだと思う。
みんなそれぞれ頑張ってる。
それを忘れちゃいけないんだろうな、と思ったのでした。
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