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2018年10月19日23:00

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「累 -かさね-」@TOHOシネマズ渋谷

土屋太鳳&芳根京子ダブル主演のこの作品。2人セットでガンガンテレビに出て宣伝していたが、思うほどのヒットはしなかった模様。。もう1ヶ月近く前になるけど、水曜の会社帰りにお一人様で鑑賞わーい(嬉しい顔)

今は亡き伝説の女優・淵透世(檀れい)を母に持つ少女・累(芳根京子)は、母ゆずりの天才的な演技力を持ちながらも、容姿は母に似ず、顔の大きな傷にも強いコンプレックスを持って生きてきた。そんな彼女に母が遺した一本の口紅は、キスした相手の<顔>を奪い取ることができる不思議な力を秘めていた。 一方、美貌を持ちながらも、ある秘密を抱え花開かずにいる舞台女優・丹沢ニナ(土屋太鳳)は、女優として大成することに異常な執念を募らせながら日々を過ごしていた。 ある日、累は母を知る元舞台演出家・羽生田(浅野忠信)を通じて、ニナと出会う。美貌と才能、足りない部分を埋めるように導かれ、出会った二人。互いの目的の為、口紅の力を借りて入れ替わることを決断する。 ニナの美しさと累の演技力、どちらも兼ね備えた完璧な女優"丹沢ニナ"は、一躍脚光を浴び始め、二人の欲求が満たされていく。しかし、二人がともに恋に落ちた一人の演出家・烏合(横山裕)をめぐり、秘密の共同作業に亀裂が生まれていき…。

************** 重要部分ネタバレなし **************

まずは2人の大熱演に拍手ぴかぴか(新しい)設定上、それぞれが2役やっている訳で、顔が入れ替わっても元の性格のままで入れ替わった相手を演じなければならないのだから、かなり難しいはず。それがちゃんと見えるのがすごいexclamation ×2

欲望と美醜というテーマは誰しもが多かれ少なかれ抱えるものだから、世代や性別を超えて割と万人に引っ掛かる作品になっていると思う。自分にないものを持つ人に惹かれたり、嫉妬したり。欲求が満たされれば、もっともっととさらに欲深くなったり。。

ニナの顔に累が入れ替わって舞台稽古や本番に挑むのだから、必然的に太鳳ちゃんの出番の方が多い。入れ替わる前は微妙な演技で入れ替わったらぐんと演技がよくなり、稽古を積んで本番ではさらに進化していく。そういう変化もきちんとみせてくれて、説得力があった。舞台シーンではお得意のダンスや鬼気迫る表情でのクライマックスのお芝居が素晴らしかった指でOK

対する芳根ちゃん。猫背で伏し目がち、顔の大きな傷をいつも髪で隠して劣等感の塊のような性格。そんな累をやりすぎず、絶妙な加減で演じていてこちらも素晴らしかった指でOKただねぇ、太鳳ちゃんの方が単純に出てる時間が長いから、比べられると分が悪いのは確か。太鳳ちゃんと芳根ちゃんが逆の役をやったらどうだっただろうexclamation & questionなんて考えるのも楽しいるんるん

ニナと累の優越感と劣等感がだんだんと入れ替わっていく様も見もの。朝ドラヒロインを経て、色々経験を積んできたのは伊達じゃないexclamation勢いある若手女優2人の本気を観るだけでも十分価値ありですexclamation ×2
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