東京フォーラムホールAで前から三列目の凄くいい席!
でも全部が頭脳的過ぎて、途中5曲目くらいで、ちょっと退屈。
Another View PointでTV映像のコラージュがシンクロして、やっと小山田らしくなったと思う。
意味ありげなカットを楽曲に同期させているのだが、あくまで表層だけなところが素晴らしい。
ここで自分的には復活した。
しかしこれはオンエアや映像パッケージ化は無理な画像が並んでいたと思うので、もう観ることはないだろうなあ。
そして後半戦に入るところでの轟音+迫力の照明。
以上、この二つの部分が小山田がリミッターを解除した部分だと思った。
逆に言えば、それ以外は想定内ということだ。
だから次のアルバムは打ち込み中心じゃなくて色んな楽器を実際に演奏したアナログチックな作品になればいいなあと夢想した。
アルバム「MELLOW WAVES」については聴いてがっかりした、次の打ち出しはどうなるんだって思えるだけのポテンシャルがなかった、と思ったが(これまでは新しい曲が届くたびに、次はどうなる?予想つかない!の連続だったのだ)、それが頭の中で構築されたものをただアウトプットしただけだったからだと、今日気づいた。
純粋に脳内コピーが過ぎてノイズが足りないというか。
楽曲に向かう際の初期衝動が消えて、ある一定の枠から出てないというか。
でも今日のライブで次のアルバムへの希望が見えた気がした。
そう、だからもっと生身の音楽をやって欲しいと思う。
好きなこだわりの部分に一生懸命打ち込むのはクリエイターとして当然、しかしリミッターがかかっていて最初から完成形が見えているのは退屈。
好きをどんどん伸ばして行って、新しい地点に到達する瞬間の作品が、一番素晴らしくいいのだ。
しかし隣の隣の席に小学生の男の子がいて、このライブなんてとってもいい情操教育じゃないか!と思った。
羨ましいぞ、連れてきたお父さん。
そして連れられてきた小学生男子。
うちの子は、まだ無理だ。
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