ディストピア物語としてはかなり詩的な印象で、今観ると少しタルい。
ディストピア物語はブレードランナー以降、エンタメとしてはかなり進化してるしね。
だからブラッドベリ作品だからと言っても、もうちょっとストーリーが起伏があるといいのになあって思った。
50年代の原作は、忠実に舞台化されてる印象を持ったが、どこかフランスのヌーベルバーグ映画を観てる感じで、結論がなくたゆたう感じだ。
たゆたう感じっていうのが、長塚圭史が台本を担当した意味があるのかも。
長塚圭史、そういうの、今、かなり好きだもんなあ。
朝日新聞の劇評では好意的に書かれてたが、僕的には終始眠かった。
でも台本も演出もかなり原作をリスペクトしてるので、作品としては丁寧。
ただ、今更な感じがするだけで。
僕的な感想はやはり、「ただ、眠かった」。
平日昼間の公演は、60%くらいの入りでした。
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