わたしのエキスパート

自分の書いたものを見て思ったのだが、友人は、わたしは性格を変えるよう努力すべきだと思っていたんだな。わたしはこのまま受け入れた上で、なんとかしようとしていたんだな。
これを説明しとかないと、話が通じないと思う。

全くの別人にすげ替えたほうがいいんじゃないか、と思うようなこともあった。それは何度も。小さい頃も、就職してからも。わたしでいること自体が、世間では通用しないんだなと。
それは笑顔じゃない、ロボットみたい、愛嬌がない、窓口では人柄を売るものだ、などなど、いろいろ言われることがあった。

自分で自分を受け入れることと、世間がどう思うかは、別の問題。もし別人になれと言われるなら、ここには居られないな、と思う。
わたしはどうやったって、わたしの延長線上のものにしかなれないから。

わたしは別人にはなれないし、他の誰もわたしにはなれない。わたししか、わたしになれないのに、勿体ない。

陳腐な表現で他の人も使っているが、中学生の頃に自力で見つけた言い方でもあるのであえて書くが、
たんぽぽや、チューリップたちが、みんな薔薇を目指したらどうなるか。せっかく綺麗なたんぽぽや綺麗なチューリップになれるのに。水のやり方も育て方もみんな違う。同じようにしたら台無しになってしまう。枯れてしまうかもしれない。

SMAPが昔そんな感じの歌を歌っていたな…。

努力しない、やり方を変えない、というのではない。
自分は自分のまま、自分のいる場所をよく見た上で、そこから成長したり変わったりすればいい。