観終えて思ったのは、この脚本、ルール違反じゃないの?と。
面白いっちゃ面白いんだけど、最終的に長塚圭史、留学以降はオリジナル脚本ではいい作品を作ってないな、と結論。
結構退屈な部分もいっぱいあったし。
ドラクルとかの頃が懐かしい…。
あのあたりで一回完成してるのに、それを捨てたんだよな。
そして既存の作品の演出では、あんなにいい仕事してるのに…。
「南部高速道路」とか、すごくおもしろかったのは今も忘れられない。
こんな仕事を重ねてるのは、日本広しといえども彼だけだ。
しかしそれでもいつでも、今でも自分の創造する世界を変えようとする姿勢には脱帽する。
いつか新しい自分のスタイルを見つけ、ピランデッロみたいな作品を書いてしまうんじゃないかと思えるほどに、あくまで先を見ている。
絶対に止まらない。
そこだけは凄いなって思う。
だから僕は長塚圭史を無視できない。
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