朝と晩、列車の中で哲学書を読んでいます。
バシュラール『夢想の詩学』と、
同じくバシュラール『水と夢』と、
メルロポンティ『哲学をたたえて』です。
もちろん、3冊を一緒に列車の中で抱えているわけではありません。
その日の気分次第で、3冊のうちの1冊を手に、駅に向かうのです。
気づくと、3冊とも、もうすぐ読み終えてしまいそうです。
1冊を読み終えそうになると、別の1冊に移ります。
そしてまた、別の本に移ります。
3冊とも、宙ぶらりんです。
読み終える勇気が足りないだけです。
読み終えないと、それだけ快感が長続きする。
と、自分に言い訳しています。
3冊のあと何を読もうか、悩みます。
この決断も、宙ぶらりんのままです。
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