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2018年02月12日19:46

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御幸の芝 雨師観音堂跡

御幸の芝と雨師
後醍醐天皇が吉野の行宮におられた五月雨の降り続くある日のこと、大勢のお供を連れてこの辺りへ御幸されると、空模様がますます怪しくなってきました。
かたわらの観音堂に入ってしばらく休まれるうち

ここはなほ 丹生の社にごど近し 祈らば晴れよ 五月雨の空

と詠まれました。
そうすると急に空が晴れわたり、うららかな日和になりました(吉野捨遺)という話が伝わっています。
それからこれを雨師観音と呼ぶようになりました。
別に夢違い観音ともいわれていましたが、明治八年(一八七六)の神仏分離によって廃されていました。
今もこの台地を御幸の芝といい、向井の社のある所が雨師観音堂のあった所です。

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