トランプ、政務の日常

ニューヨークタイムスがトランプのオーヴァルオフィスの日常をルポ。彼の政務の基本は得た権力の確保と拡大のための戦いである、と。彼は自分を今でも政治エスタブリッシュメントからはずれたアウトサイダーだと考えており、エスタブリッシュメント勢力との戦いが非常に重要なポイントになっている。

彼は省庁から上がってくるレポートには全く眼を通さず、短い口頭のブリーフィングだけ聴く。彼の最も重要な情報源は毎日４から６時間は観ているニュースTVチャンネルである。
５時半に起きると（睡眠時間は５時間から５時間半）ベッドに入ったまま即TVをチェック。自分に対する評価を大変気にする。各部屋に（食堂にも）大型TVが置かれ、チェックを怠らず、必要と感じたら即ツィッターで反応する。大統領に就任当時、側近に「これから新しいTVシリーズが始まる。ここで一番大事なのは敵に勝つ事だ！」と言ったらしい。

食事は超アメリカ的で、１日にコーラライトを少なくとも１２本！食べるのはソースがたっぷりかかったウェルダンのステーキ。そしてデザートは大量のアイスクリーム。食事のアドバイスには聞く耳を持たない。エアフォースワンで移動する際もパーサーが前もってビッグマック２個、フィレオフィッシュ２個とチョコシェイクを注文する。

こういう姿を見て、あぁ俺たちの大統領だと共感するアメリカ人も多分多いのだろう。