先ごろ、被爆地広島で開催された『賢人会議』について少し語りたい。
この会議は核兵器保有国と非保有国の、世界10カ国・計16人の有識者たちから構成され、核兵器廃絶に向けた提言をまとめるためのシンポジウムらしい。
僕は思う。賢人会議って? 核兵器廃絶が人類にとっての緊急課題であることは、べつに賢人や有識者でなく、凡人であっても分ることではないのか? それでも分らない人がいるとするならば、その人は間違いなく“ 愚か者 ”である。
ところが、世界唯一の被爆国である日本は、現在、米国の核の傘に頼っているため「核禁止条約」には参加しない方針を示しているようなトボケた国なのである。あまりに悲しい現実ではないか。そんなワケの分らない国の外務省が主催したというこの『賢人会議』に、いかほどの覚悟があるものか? そう思ってしまうのは僕だけだろうか?
https://mainichi.jp/articles/20171129/k00/00m/040/145000c
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