日本橋から末広町

　駐車場が異質な空間である事を発見する。周りの建物の駐車場に面した部分には窓が全くか殆ど無い。それもそのはず、かつてはそこに建物が建っていたのだ。面白いと思って撮ったが、やがて飽きた。やっぱり面白くない。

　神田から迷走もとい迷歩する。気がつけば神保町。グーグルマップは「なるべく」見ないというルールを定めたが、これは例外だ。東西線の時は「決して」だったが中野の手前で自分の方向音痴加減を鑑みて「なるべく」に改訂した。多少迷った方が面白いから定めたルールだが限度がある。なんだよ、これもツーリングと一緒じゃんかw

　先生は「旅しちゃ駄目だ」と仰る。生徒さんの中には海外旅行の写真を提出する方もいる。羨ましいと思う。本来私が撮りたい写真が羅列されている。
　私は旅でしか撮れないと思っていたが長期休暇を取るのも限界があるので近場を歩く事にした。だが近場を歩いても視点は旅をしている時と同じだ。それが私だ。

　先生は写真は自分を撮る事だというような事も仰る。自分の視点で撮れ！という事だろう。旅云々も観光写真は撮るな！だと解釈したりする。
　だったらおk！私は観光地に興味が無いし、仮に行ってもカメラを携えた人が大勢いたら撮影意欲を喪失する。
「ここは、この人達に任せよう」
　誰も撮っていない写真が撮りたい。