「英語はどうやって勉強したらいいですか」
大学受験を目指している人から聞かれました。
私の時代でしたら、簡単でした。
『新・基本英文700選』(鈴木長十、伊藤和夫/駿台文庫)
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を登下校のとき、歩いている間、音読しながら暗記する。
これだけで、たいていの大学の英語は合格点を取れて、
お釣りが来ました。
「歩きながら音読するなんて、かっこ悪い」
勉強に、食らいつくんです。
こちらは、今も昔も変わりません。
私はこの年齢になっても、毎日、歩きながらフランス語の本を
音読しています。
モーパッサンの「首飾り」を1ページ、
ミラン・クンデラの「存在の耐えられない軽さ」を1項目、
音読するのです。
電車の中では音読できないので、
エマニュエル・トッドの新作を黙読します。
古い比喩で恐縮すが、それこそ、弁当箱のように大きくて分厚い本です。
電車の中で、こんな大きな本を読んでいる人には、
あまりお目にかかりません。
たぶん、今では流行らない姿なんでしょう。
座らないで立って読んでいると、脚力も腕力もつきます。
大学受験なら、簡単な英語の読み物を読むといいでしょう。
学生と違って、時間がない大人なら、なおさらです。
ランドセルをしょって、本を読みながら登校していく小学生が
理想の姿です。
食らいついたら、放さないのです。
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