107枚中3枚選ばれた。
3枚目の夕日の写真
「トンボが写っていますね」と先生
「ゴミかと思ったけどデジカメだからゴミのはずないし・・・」教室に嗤いが沸き起こる。
「トンボですよ。赤トンボ!」
選び終えた後に先生が
「良いカメラ使ってませんね?」と仰る。
「はい!」と元気よく答える。
「いいですよ」
皮肉でもなんでもない。先生はそういうお考えなのだ。良いカメラが良い写真を撮るのではない。だからこそ師事している。
ちなみにSONYのNEX5。今日も授業前に撮影したが、ピンぼけの写真ばかり撮るから
「ええい!お前には任せておけん」とマニュアルフォーカスに切り換えたりした。
他の生徒さんの写真に縦位置の写真があり、横位置で頑張るべきだと仰っていた。別の生徒さんが「何故縦位置は駄目なんですか?」とも訊いていた。
先生の説明は縦位置には、そうでなければならない必然性がなくてはならないと云う。必然性がないのに漫然と縦位置にしているケースが多いと。
ちょうどその後に私の順番になり、私の写真にも1つだけ縦位置があった。以前にも先生の同様な意見を聞いていたのだが、こればっかしは縦位置しかないな?として撮った写真だ。
「これも横位置で撮るべきだったのですか?」
「いや、そうじゃない」
形としてデザイン的に縦位置にならざるを得ないのだろうが、そうじゃない。形じゃなく内なるものが出ていなければならぬ。そんな主旨のご説明だった。
むろん選ばれなかったし、それは当然だと思う。撮った時は撮らざるを得ない絶景に見えたが、後から観たら単なる観光写真だもの。
全員の写真を視終わった後、写真とお金の話になった。
私と同期の凄い写真を撮る女性、私にはとうてい敵わない、は全然興味が無いように見えた。いやいや貴方は多少興味を持つ権利がある。
私?この話が私に関係ある事になり得るのか判らない。なったらいいな。
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